こんにちはN氏です。
1/17にドコモから学割が発表され、携帯大手3社の学割が出そろいました。
細かい話ですがauの「学割天国」やソフトバンクの「学割モンスター」のようなキャッチフレーズというか名称を付けていないのですね。そのまんま「ドコモの学割」って、、笑 これはドコモの戦略なのでしょうか。。?
さっそく解説していきたいのですが、その前に基本料金からおさらいしますね。
<ドコモのスマホの基本料金>

この表で分かりますかね?
そもそもドコモ(というか携帯大手3社)のスマホの月額料金は通話プラン+ISP料金(要はプロバイダのことですね。インターネットにつなぐには必須のものです。ドコモではspモード料金っていいます)+データプランから構成されてます。(あとは人によっては本体分割代金とかもありますが。)
通話プランとデータプランに関しては複数の中から選択できるようになっています。
この通話料金を簡単に説明すると
- カケホーダイ→回数制限なしで国内通話し放題のプラン
- カケホーダイライト→5分以内の通話ならば回数制限なしで国内通話し放題のプラン
となります。カケホーダイライトではデータプランをMパック以上で選択しなくてはいけないようになっているため、らくらくスマートフォンを除く、いわゆる普通のスマホを使いたければカケホーダイ+ISP料金+データSパック=6,500円が最安料金となっています。
ドコモの学割を解説していく
料金プランをおさらいしたところで、まず念頭に置いて頂きたいこと、それはauやソフトバンクのように18歳以下の割引区分を設けなかった。つまり25歳以下で条件を満たせば全員が同じ学割が受けれますよということ。
ただしこの条件を2種類設けており、それぞれ受けれる割引内容が変わってきます。
この2種類を勝手に<ドコモの学割①>と<ドコモの学割②>にわけて解説していきたいと思います。
<ドコモの学割①>

少し複雑な内容になっていますね。実はドコモは今回の学割を発表する前から年間を通して「U25応援割」のサービスを行っています。
今回の「学割」と「U25応援割」は重複可能の割引サービスなので、25歳以下で「らくらくパック」と「ケータイパック」を除く何かしらのプランに加入していれば
- 最初の1年間は1500円引き(1500円×12=18,000円)
- 2年目から26歳の誕生日を迎えるまでは毎月500円引き(+毎月データ1GB増量)※ただし月々500円引きは通話料金で「カケホーダイ」を利用している時のみ
といった割引金額になります。中々いいですね。
ちなみに学割の対象料金プランに書いた「らくらくパック」と「ケータイパック」を除く全てのデータプランとは具体的には上記の表をご覧ください。
ほぼ全てですよね。小容量のSパックとMパックも対象なのは意外でした。しかもさらにシェアパックの子回線(月額500円)も対象とのこと。ドコモもauやソフトバンクだけでなく最近話題のMVNOを意識しているのでしょうか。
ちなみに「らくらくパック」と「ケータイパック」について補足すると
- らくらくパック→らくらくスマートフォンというご年配方向けのスマホを利用している方のみが選択できるデータプラン。
- ケータイパック→Xiのドコモ ケータイのこと、いわゆるガラホの専用プラン
学割対象の方でらくらくスマートホンやガラホを買う方はごくごく少数派なのでほぼ問題ないでしょう。
さらにこの<ドコモの学割①>の凄いところは「はじめてスマホ割との重複」が可能な点。※ただし重複した割引額は通話プランの基本料が最大になるようにする。すなわちカケホーダイプランだと2700円、カケホーダイライトプランだと1700円を最大割引額とする。
つまり条件が合えば「学割」と「U25応援割」と「はじめてスマホ割」の3重割引が受けられるんです!
「はじめてスマホ割」とは、ドコモのガラケー(FOMA)からドコモのスマホ(Xi)に買い替えると
- 通話プランがカケホーダイの場合に月額1,520円割引(24か月間)
- 通話プランがカケホーダイライトの場合に月額850円割引(24か月間)
という超破格の割引サービス。しかもデータプランは基本なんでもOK。
1520円を24か月(2年間)てすごいことですよ。1520円×24=36,480円の割引ですからね。
つまり25歳以下で現在ドコモのガラケーを使用しており、今回スマホを購入する
方でなおかつ対象料金プランに加入する方に限りますが、「学割」と「はじめてスマホ割」の重複が受けれるのです。ちなみにこの該当者で料金をシミュレーションしてみると、、(※カケホーダイライトはデータSパックを選択できません)

おおー!カケホーダイにも関わらずなんと月々3,800円!しかもデータSパックに1GBの追加容量が付くので月々3GBまでデータ量が使えます。
さらにさらに15年以上ドコモを利用している端末ならばずっとドコモ割が適用でさらに毎月600円引き。計3,200円まで落とせてしまいます。auやソフトバンクのように家固定回線の契約や家族も携帯購入が条件ではないのに、この金額は正直かなり安いと思います。
しかし25歳以下でガラケーを使っている人はあまり多くないかも知れないので「はじめてスマホ割」を控除して考えると、、

結局5000円しちゃいますねー笑。ただ25歳以下の方なら通話はほとんどせずに沢山ネットを見たいという方が多いでしょうから、6GB(5+1GB)利用できて5500円で済む「カケホーダイライト+データMパック」のプランがお薦めです。
<ドコモの学割②>

続いて<ドコモの学割②>について解説していきましょう。
こちらの対象条件は、<学割①>と同じく25歳以下ですが、違う点はすでにドコモのスマホを持っていて通話プランが「カケホーダイ」か「カケホーダイライト」であることとなっています。
「えー、通話プランなんて分からないよー 」という人は2014年6月以降にスマホを購入した方(機種変更、MNP、新規全て含む)は「カケホーダイ」か「カケホーダイライト」の通話プランになっていると思うのでご安心ください。
割引内容はdポイント1ptを1円と考えると、学割①と還元額は同じです。
- 26歳の誕生日を迎えるまでずっと毎月500円引き(+毎月データ1GB増量)※ただし月々500円引きは通話料金で「カケホーダイ」を利用している時のみ
- さらに最初の1年間はdポイント(期間・用途限定)1,000ptプレゼント(1500円×12=18,000円)
となっています。
dポイントとはドコモのケータイやドコモ光(固定回線)の支払い時にはもちろん、ローソンやマクドナルドなどの買い物でも貯められるポイントのこと。dポイントには通常の「dポイント」と「dポイント(期間・用途限定)」の2種類が存在します。
ただし今回はdポイント(期間・用途限定)となっていますね。「期間・用途限定」だと何に利用できるのか以下の表にまとめました。

ふむふむ。ローソンやマックや高島屋など街の色々なところで利用できるのはgood!ただし通常のdポイントではできる「ケータイ料金の支払い」には使えないのが大きなデメリットでしょうか。
dポイント1ptで1円として利用できるらしいので期間・用途限定とはいえ毎月1000ptもらえるのは嬉しいですね。
また気になる「期間」ですが、今回の学割に関していうとポイント進呈月の翌々月月末までが利用できる期間ということです。
続いて対象データプランについてです。1番小さい容量でもウルトラデータLパック(20GB/月)からなので、やはり大容量プランであることが最低条件となっていますね。※ただしこれはdポイント1,000p付与サービスのみの話です。毎月500円引きの割引に関してはU25応援割からの還元額なので対象データプランは何でもOKです。
まとめると

ということですね。うーん、、やはりポイント還元だと中々割引感が少ない。。
ここからは私が勝手に区分した学割①学割②に共通したサービスです
<追加特典① サービス加入による500pt還元>
3社で最後に発表したこともあり、完全にauの「うたパス無料」を意識したサービスですね。
【概要】「ドコモの学割」の受付期間内に対象サービスを新しく1個以上契約すると毎月1日時点でそのサービスを解約していなければ毎月500pt(サービス相当額)差し上げます(7月利用分まで)というもの。
ちなみに対象サービスは
- dTV
- dマガジン
- dヒッツ
- dアニメストア
- おすすめパック
の5つです。名前の通りビデオ見れたり、雑誌読めたり、音楽聞けるサービスですが、ポイントで還元って、、しょぼすぎる笑 その位無料にしてくださいドコモさん。
<追加特典② ゴチ4>
こちらもソフトバンクのSUPER FRIDAYに対抗したサービスです笑
【概要】「ドコモの学割」対象者で、dポイントカード/dカード/dカードGOLDを保有しているdポイントクラブ会員の方(利用者登録必須)は3月~6月まで毎月おいしい特典が無料でもらえる(詳細は不明)というもの
最低条件が学割加入ってことは該当者はかなり少ないんじゃないでしょうか。その分豪華な特典にしてほしいですね。
まとめ
学割①と学割②それぞれまとめます。
<学割①>
- 「U25応援割」や「はじめてスマホ割」と重複で割引を受けられる
- 小容量プラン(Sパックなど)でも割引対象となる
- MNPや新規に限定せず、既存ユーザーにも受けられるチャンスがある
という3点が大きな強味ですが、
- 割引額が高くない(最初の1年間は1500円引きとはいえ)
- 対象の間口が狭い(MNPと新規のみが対象)
- 家族は割引対象にならない
というデメリットが挙げられますね。
対して学割② は
<学割②>
- 「U25応援割」と重複で割引を受けられる
- 条件の割には割引額が高め
という2点が大きな強味ですが、
- dポイントで還元のため割引という感じがしない(しかも期間・用途限定)
- 機種変更も対象とはいえ端末購入が必ず必要
というデメリットが挙げられますね。
以上です。長文をお読み頂きありがとうございました。