
イタリア旅行7日目。楽しかった旅行も最終日になってしまいました。
最後に行ったのがバチカン市国。世界一小さい国としても有名ですよね。※なんとディズニーランドよりも小さいらしいです!
そんなバチカン市国の魅力を伝えたいと思います。
※ローマ観光記事はこちらから↓
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バチカン市国基本情報
■アクセス:ローマ主要駅のテルミニ駅から地下鉄と徒歩合わせて20分ほどで着く(地下鉄「Ottaviano」駅で下車)。そのためローマ観光の一つとしていく人が多い。
■国土面積:よくディズニーランドと比較される通り、ディズニーランドの8割程度の大きさしかなく、世界最小の国としても有名です。国というよりも一つの観光地の印象が強いです。
■入国審査:バチカン市「国」と名前はついてますが、入国審査はありません。そのためパスポートを求められることもありませんし、ローマからの出入りも自由です(ただし、セキュリティチェックはあり)。
バチカン市国を観光する
「バチカン美術館」
↓
「サンピエトロ広場」
↓
「サンピエトロ大聖堂」
↓
「サンピエトロ大聖堂のクーポラ」
↓
「サンタンジェロ城」
の順番で観光しました。
これがモデルコースの一つになるかと思います。
※サンタンジェロ城はバチカン市国の外にあるため、正確にはバチカン市国の観光名所ではありませんが、徒歩で行ける距離にあるため立ち寄りました。
まずはバチカン美術館を観光
バチカン市国のモデルルートとしては混雑を避けるため、サンピエトロ大聖堂のクーポラスタートかバチカン美術館スタートの2択になるかと思います。
私たちはバチカン美術館ありきでそのあとの観光の時間配分の調整をしようと思ったため、バチカン美術館スタートルートにしました。
バチカン美術館は予約必須
バチカン美術館は予約必須です。なぜならば予約しないと当日券を買う必要があり長蛇の列に並ぶ羽目になるからです。
日本からでも予約ができるので必ずしたうえで行きましょう。

バチカン美術館を囲む長蛇の列。10:30頃の写真ですが、カメラに収まらないほど人がずっと並んでいます。

予約している人は専用のレーンから入れます。もちろん待ち時間は「ゼロ」です。

チケットです。バチカン美術館の見どころの一つである「アテナイの学堂」の一部を拡大したものですね。

コロッセオの時のように、オーディオガイドを借りました。これ本当にオススメ。美術作品系の知識が全くと言っていいほどないのでとても助かりました。
こちらも事前予約の際に一緒に予約しておくと、いざ当日行くと全て貸し出し中で借りれないといったことも避けられるのでオススメです。

こちらはバチカン美術館の地図。この地図で見る予定のポイントがどこにあるのか抑えておくことをオススメします。
僕は
- 地図のギャラリー
- ラファエロの間(アテナイの学堂)
- システィーナ礼拝堂(最後の審判、アダムの創造)
を絶対に見たいポイントとしていたのですが、混雑しすぎて人の波にのまれてしまい、気づいたら出口に着いてしまいました。
結果としてラファエロの間に立ち寄ることが出来ませんでした。アテナイの学堂を見れなかったのは心残りです。。
連れの人とはぐれないように注意
バチカン美術館はとても広く「じっくりと鑑賞するには1週間」「駆け足で回っても全部を見るのに3時間」ほどかかると言われています。
とはいっても海外からの観光は1週間も時間をとれるはずもありません。そのため効率よく回るためにツアー団体観光が非常に多いんですよね。
僕と彼女はそれぞれオーディオガイドを持って近くにいることを確認しながら進んでいました。
途中まではそれほど混雑していないので問題なかったのですが、地図の「⑥Museo Pio Clementino」あたりからツアー団体観光客とかち合い、あまりにも凄い人の波ではぐれてしまいました。
一度はぐれてしまうと合流は不可能です(テザリング利用をしていたため、プリペイドSimはを片方のスマホにしか入れていなかったため、連絡も取れませんでした)。
結局、それぞれ観光を終え何とか出口で合流できたのは良かったのですが、こうならないように注意してくださいね。

このように旗を掲げて歩くツアーが多いです。。

派手な装飾が特徴の「地図のギャラリー」。壁の両側にはイタリアのあらゆる地図が飾られています。
じっくり見たかったのですが、人が多すぎて立ち止まることも反対側の壁をじっくり観察することもできませんでした。
この後システィーナ礼拝堂を観察しました。
写真撮影が禁止なので写真はありませんが(フラッシュなしでこっそり撮っている人はいましたが。笑)、壁いっぱいに広がる大きな壁画は圧巻です。

最後にこの「二重らせん階段」を通って出口に向かいます。

出口の近くにあるオーディオガイド返却ボックスです。忘れずに返却しましょう。
サンピエトロ広場
バチカン美術館の観光を終えたのちバチカン市国の入り口に向かいます(バチカン美術館は出入口共にローマ市街とつながっているため、直接バチカン市国に入れません)。
バチカン市国の中に入ると目の前に広がるのが、サンピエトロ広場です。解放感抜群。

広場には噴水が似合いますね。噴水がミストシャワーのようになっており、近づくと結構涼しいです。

広場を囲うように円柱が並んでいます。いかにもイタリアっぽい風景ですよね。

中央には石柱があり、シンボルとなっています。奥に見えるのがサンピエトロ大聖堂。
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サンピエトロ大聖堂(服装チェックあり)
続いてサンピエトロ大聖堂に向かいます。
服装に厳しいバチカン市国ですが、サンピエトロ大聖堂はその中でも特に厳しく、改めて服装チェックの検問所があります。
実際に肩や膝を出してる観光客の方は入場禁止されていました。ちなみに入場料は無料です。

彼女はバチカン市国入り口の目の前で売っている大きなハンカチ(?)のようなものを買って腰に巻いていました。
3ユーロと安価な価格で買えるのでお土産としてもオススメですね。

荘厳な階段と歩哨に立つ兵士。実はバチカンに立つ兵士は自前の兵士ではなく、スイスからの傭兵らしいです。
現在ではスイス内でも傭兵制度は廃止されているのですが、儀礼的な要素としてバチカン市国には今もいるんだとか。

服装がカラフルでおしゃれなんですよね。勿論話しかけることはできませんが、一見の価値ありです。

大聖堂側から見たサンピエトロ広場。ここからローマ教皇が演説を行うらしいです。写真でも分かる通り開放感が抜群です。

下から見上げると大聖堂の大きさがよく分かります。

入ってすぐに豪華な装飾が目に飛び込んできます。また天井がとても高いため人の混雑具合の割りに、人で溢れかえっている印象はなかったです。

こちらが大聖堂内から見たクーポラ。光が入ってくるように計算されており、電灯などの照明がなくても細部まで見ることが出来ます。うーん「凄い」の一言ですね。
クーポラに登ろう
続いてお楽しみのクーポラ見学。混雑していたこともあり入場券を買うのに30分ほど並びました。
入場券には「エレベーターで途中まで行くもの(8ユーロ)」と「最初から最後まで自身の足で登るもの(6ユーロ)」の2種類あります。
途中までエレベーターで行くといってもそこから320段、最初から歩く場合は551段もの階段を登らなくては行けません。
私たちは時間がないのもあってエレベーターで途中まで行く券を購入したのですが、これでも十分にハードな階段で結果的に正解でした。
体力に自身のご年配の方などは登るのが厳しいかもしれません。

このように細い道を進みます。

このように途中に「あと何段か」を示す案内板があります。

頂上に近づくにつれて傾きが激しくなってきます。ここまでくればあともう一息!

そして到着〜!素晴らしい景色が眼前に広がります。見下ろすと綺麗な街並みが。

大都会のような高層ビルがなく、一定の高さで制限されている街並みはいかにもヨーロッパの街並みといった気持になります。

これこれ!バチカンに来たら是非見たいのが、クーポラからみたサンピエトロ広場です。頑張って登って良かったと思える瞬間です。
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バチカン観光のついでにサンタンジェロ城も見よう
さて、バチカン市国の観光を終え、すぐ近くにあるサンタンジェロ城に来ました。
歩いて10分もかからないで来れる立地の良さと、ローマパスでの博物館見学権が使えるので一緒に観光するのがオススメです。
…と偉そうに行ってますが中に入ってないんです。笑
16時頃に到着して何やら入口が混雑しています。まさかまさかの入場規制ということでした。
もう少し時間に余裕があれば待ったんですけどね。空港までのバスの時間が迫っていたため外からの写真撮影だけに終わってしまいました。

が、それでも十分に楽しめました。テヴェレ川にかかる「サンタンジェロ橋」。

サンタンジェロ橋から見たサンタンジェロ城。
もともとは、中世時の要塞や牢獄、ローマ教皇の避難所としてとして使用されたりしたみたいです。
特に夜に来るライトアップが非常に綺麗らしいので時間のある方は見てみたらどうでしょうか。
まとめ
バチカン市国観光は観光客のルートがほぼ一律なのでバチカン美術館での時間配分と、どの順序で回るのかが重要になってきます。
私たちは「バチカン美術館」からスタートしましたが、ここで思ったよりも時間を使ったためそのあとの観光場所に割ける時間が少なくなってしまいました。
旅行での基本にはなるかと思いますが、一番見たい観光場所を決めたうえで1日の観光をスタートさせるとより効率的に回れると思います。
イタリアでの旅行記は以上になりますが、イタリア旅行のちょっとしたポイントなど改めて記事にしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。