こんにちは。N氏です。
先日、年齢別に着目した大手3社の学割比較を出しましたが、各社条件が細かく一概には比べられませんでした。なので今回は一番割引額が大きいMNP(新規契約)での学割比較に絞って3社の比較をしていきたいと思います。
<端末購入条件(MNPと新規)>の比較について
今回の各社学割の対象年齢はドコモ:「25歳以下向けのみ」、au・ソフトバンク:「18歳向け・25歳以下向け」と区分別けされておりますが、その中でも「新たに機種を購入する必要があるものとないもの」、機種購入する場合にも「MNP・新規のみが対象」など細かく別れております。
冒頭でも触れましたが、携帯各社はできるだけ回線数を増やしたいため、
MNP・新規で端末購入>機種変更で端末購入>端末購入条件なし
の順番に学割をお得にする傾向にあります。これがMNP・新規での学割が最もお得になる理由です。
<「MNP・新規で機種購入の人向け学割」概要>
<別表①(赤字は同容量の通常プランに対しての割引額(例.auの3GBプランは4,200円))>
まず3社の対象料金プランから比較していきたいと思います。
【通話プラン】に関して
はドコモとソフトバンクが
- 「回数制限なしで国内通話し放題のプラン(ドコモ:カケホーダイ、ソフトバンクスマ放題)」
- 「5分以内の通話ならば回数制限なしで国内通話し放題のプラン(ドコモ:カケホーダイライト、ソフトバンク:スマ放題ライト)」
といった2種類のプランを対象にしているのに対して、auは
- 「5分以内の通話ならば回数制限なしで国内通話し放題のプラン(スーパーカケホ)」
の1種類しか用意しておりません。つまり電話を無制限にしたいならば、auを選ばないほうがいいと言えるでしょう。ただ、若い人だとLINE電話やSkype電話をする人が増えているのでそんなに大きく不利ではないかもしれません。
【データプラン】に関して
ドコモとau・ソフトバンクで大きく異なります。ドコモは既存のほぼ全てのプランを選べるのに対して、au・ソフトバンクはU18専用のプランを用意してきました。
このデータプランに関して、まずは割引内容で比べていきたいと思います。
- ドコモ:最初の1年間は1500円引き(1000円引き+500円引き)。その後26歳になるまで500円引き
- au:19歳まで100円~810円引き。家族も購入すればさらに毎月1,000円引き
- ソフトバンク:19歳まで100円~610円引き。家族も購入すればさらに毎月1,000円引き。割引額ではauに劣るが月20GB利用したい場合はauより110円安く利用できる。
ふむふむ。割引額で見ると3社とも大きく変わらなさそうですね。かよくわからないと思うので利用量にたいする料金プランを比較していきたいと思います。
<各社料金比較(ただじ、au・ソフトバンクに関しては家族同時購入による1,000円割引や固定インターネット加入による1,410円引きを加えていない)>
驚くことにドコモが圧倒的に安いですね。
ただし、1年後は月々1,000円割引がなくなるため1,000円高くなってしまいます。また、au・ソフトバンクに関しては家族同時購入による1,000円割引や固定インターネット加入による1,410円引きを加えていないため、この条件を達成できる場合はau・ソフトバンクのほうが安くなります。
あくまでも学割対象者が単独で購入する場合の比較となるのでご注意ください。
まとめ
<単独で学割適用の場合(家族の同時購入や固定インターネット回線契約を伴わない)>
- 最初の1年間はドコモが圧倒的に安い(1年後は僅差だが変わらずドコモが最も安い)
<家族の同時購入や固定インターネット回線契約を伴う学割適用の場合>
- ソフトバンクが最も安い(ただしauとほとんど差がない)
単独購入の場合ドコモが安いという意外な結果となりました。かつては「品質はいいが値段が高いドコモ」といった印象がありましたがauとソフトバンクにお客さんを奪われていているので、勝負に出たのでしょうかね。
以上です。最後までお読み頂きありがとうございました。