言語も違う、人種も違う、見ず知らずの地に行く海外旅行。
ぼったくりにあったり、電車が遅延するなどのトラブルに巻き込まれた際に、やっぱり頼りになるのは…「お金」ですよね(笑)
特に日本人は日常生活からカードや電子マネーを使う傾向が低く、現金主義の方も多いです。
そういった背景や海外という特別な環境を考えると、、より多めにお金を持っておきたい、とくに現金を持っておきたいものですよね。
カードだと利用できない場合もありますしね!
さて、海外旅行で現金を使おうと思ったら当然日本のお金(円)は使えません。
どうにかして現地のお金を手に入れる必要があるわけですね。
現地のお金を手に入れようと思ったらどのようにしてますか?
「え?空港かホテルで両替じゃないの?」と思った方こそ見て欲しい。
これ海外旅行に慣れている人なら一番やらない現金の手に入れ方ですからね。
なぜなら一番「損」だから。
ではどのようにして現金を手に入れるのがいいのか、その方法をお教えします。
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なぜ両替は損なのか
まずは海外旅行に行った際に、何で両替は「損」なのかと言いますと理由は非常に単純です。
「レート(交換比率)が悪い」「手数料が発生する」
これだけです。
※手数料については無料と掲げている両替所もありますが、しっかりレートの中に組み込まれています。そんな甘い話はないわけですね。
具体的にはどの程度損なのか。円とドル(アメリカ)を例にしましょう。
為替相場が1ドル=111円としますね。
しかし空港の両替所に行くと1ドル=116円位になっているわけです。
※この値は実際の数値感にかなり近い値です。
「何だたった5円差じゃん」と思わないでくださいね。
3万円分両替すると
- 相場:30,000円÷111=約270ドル
- 空港両替:30,000円÷116=約258ドル
約12ドルもの差になります。家族4人だと10万円位両替する方も多いですよね。
その場合なら約40ドルもの差になります。
40ドルあればお土産代にあてることもできます。
両替が高いのは、人件費がかかるのが最も影響しているのでしょうね。
さらに言ってしまうと、両替所も商売ですから「儲け」がないとやらないわけですね。
そして空港やホテルは最もレートが悪いです。
よく分からない海外旅行初心者は安心安全を求めてここで両替をする傾向にありますから、
その分レートなどにも疎く、両替所としては格好のターゲットというわけです。
さらに、そういった場所は多くの人が並んでいて待ち時間が長いこともしばしば。
両替しただけで40ドルとられ、数十分並び疲れ。。
なんかあまりにももったいなくないですか??
では海外旅行に行ったらどのように現金を調達するべきなのか。
その方法を次の項目で紹介します。
※ちなみに相場を知るには、アプリで確認するのがオススメ。
僕は「為替情報」というアプリを使っています。
このアプリは世界中の通貨に対応しているだけでなく、円当たり何ドルなのか、1ドル当たり何円なのかといったように相互に交換した際にレートを確認できる優れもの。
ご参考までに。


こんな感じで日本円を基準として、アメリカドルやユーロの換算が一目で分かるようになっております。
これを基準値として、両替所のレートと比べてみてください。
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海外キャッシングがおすすめ
ずばりクレジットカードによるATMからのキャッシングです。
キャッシングは両替に比べてレートが良いため、その分お得というわけですね。
ATM設置場所
観光地であればまずどこに行っても街中にATMが設置してあるため、安心です。
個人的なオススメは旅行先の空港のATMを利用することです。
現金はすぐに持っておきたいし、空港内だと街中を探すよりも簡単ですからね。
しかも殆どの場合、利用者が少なくせいぜい1~2名待ちなのも強みです
キャッシングは借金?
ただキャッシングと聞くと「借金」の印象がある方も多いと思います。
聞こえは悪いですが、その通りです。
「キャッシング(借金)したら手数料と利子で結局、損しちゃうんじゃないの?」
と思っている方も多いと思います。
結論から言うと、そんなことはありません。
ただ、その手数料と利子を安くする方法を知っておく必要があります。
海外キャッシングは通常の返済方法だと、キャッシング=買い物として認識され翌月の引き落としと同時に支払う(返済)する形となります。
しかしこれを安くする裏技が存在します。
キャッシングしたら繰り上げ返済をする
キャッシングは両替とは違い利子制度のため、返済が遅ければ遅いほど余分にお金を払わなくてはなりません。
逆に言うと通常の支払い期日よりも、早めに支払えば利子が殆どかからない(数円~数百円ですむ)というわけです
多くのカード会社の利子は年率18%としております。
これは実質10万円分キャッシングした際に
1日当たり(100,000円×0.18÷365)=約49円の利子がつく
といった金額感になります。
※「自分のカード会社は年率いくらか分からないや。。」という方も
日本の法律でキャッシング利子は年率20%までと決められていますので、ここは安心してください。
仮に旅行期間が1週間だとして、帰国した日にすぐ返済すれば利子のつく期間はわずか1週間だけとなります。
つまり約49円×7日=約343円というわけですね。
これにATM利用手数料(多くのカード会社は216円が一般的)を加えても
343円+216円=559円
両替の40ドル(約4,000円~約5,000円)に比べると破格すぎる安さ。。
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繰り上げ返済をするにはインターネットバンキングを利用
「早めに返済するって言っても平日は仕事あるし、、銀行になんか行けないよ」という方。ご安心下さい。
今は便利なインターネットバンキングがあります。
日本に帰ってきてからカードの裏面に書いてあるコールセンターに電話しましょう。
そこで「海外キャッシング分を自動引き落とし日よりも前に返済したい」と伝えれば、振込先の口座を教えてくれます。
※カード会社によっては事前振り込みに対応してくれないことがあるかもしれないので事前にカード会社に相談しておいてもいいかも知れません。
まあほとんどのカード会社が対応してくれると思います。返済を断るというのは未回収リスクを増やすことになりますからね。
それにしてもネットバンキングって本当に便利ですよね。
スマホをちょちょっといじれば、お金を振り込めるわけですから。
※インターネットバンキングを始めるには事前に口座を持っている銀行に行って申し込む必要があります。
これはちょっとしたテクニックですが、振込先が自身の利用している銀行と同じならば振り込み手数料(通常は216円)もかかりません。
例)僕の場合はANAカードでキャッシングしています。
ANAカードは三井住友カード(株)が発行しているカードであり、
繰り上げ返済の振込先に指定してくるのが、三井住友銀行の口座です。
僕は三井住友銀行でインターネットバンキングを開設しているので、振り込み手数料が無料なわけですね。
海外キャッシングの準備とやり方
文字でつらつらと書いても分かりにくいと思いますので、やり方を順序立てて説明します
■事前準備
- インターネットバンキングを開設(すでに口座を持っていればそれをインターネットバンキング対応にするよう申し込めばOK)
- 旅行先に持っていくクレジットカードが「海外キャッシング枠」があるのか確認。
※海外キャッシング枠が0円(無い)場合はカード会社に審査の依頼をかけましょう(最低1週間程度かかるので旅行直前になって行わないようにしましょう。)
■旅行先で行うこと
- 旅行先の空港や街中のATMに行って実際にキャッシングを行います。
※ATMの操作方法はこちらのサイトが分かりやすかったです。
ATMによって若干操作方法は異なりますが、概ね統一の形式です。ご参考までに。
■日本に帰国したら
- カード会社に電話連絡(カード裏面に番号が書かれていると思います)。繰り上げ返済したい旨を伝える。ネットバンキングを使ってスマホでササっと振り込む。
これだけです。思っているよりも簡単ですよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。簡単にまとめます。
- 海外通過との両替はレート(交換比率)がとても悪く損をする(特に空港やホテルの両替所)
- 海外キャッシングはレート良く、両替よりもお得
- 海外キャッシングするには、その枠がついたクレジットカードが必要
- 帰国したらインターネットバンキングを使って繰り上げ返済をすることで利子がほとんど発生しない
キャッシングのお得さはお分かりいただけましたか。
やはり日本人はまだまだキャッシングという概念自体に敬遠する人が多いと思います。
ただ、しっかり知識さえ身につければキャッシングは怖くないどころか、
安全かつ便利かつお得なわけですね。
是非チャレンジしてみてください。最後までお読み頂きましてありがとうございました。
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