ヴェルサイユ宮殿の見学を終え、続いてやって来たのがこの(エトワール)凱旋門。
あまり知られていないのですが、料金を払えば屋上に登ることが出来ます。
この屋上から放射状に延びる12本の大通りは単純にパリの街並みを見るだけにとどまらず、都市整備をした19世紀のパリの歴史を感じることができます。
というわけでその様子を紹介します。
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凱旋門の背景
世界中に凱旋門は数多くあれど、ただ「凱旋門」とだけ言われればパリにあるこのエトワール凱旋門が最も有名でしょう。
これはアウステルリッツの三帝会戦(高校の世界史の授業で習った方も多いのは?この語呂が大好きでわざわざ書きました。笑)の勝利を記念して、ナポレオンが命じて作られたものです。
※完成したのは建設を命じてから30年後の1836年だったのですが、そのころにはナポレオンは亡くなってしまっていたようです。
その後ナポレオン3世によって都市整備がされて、凱旋門を中心として12本の大通りができたようです。
下の図が地図で見たときの凱旋門と周りの様子。周りに12本の大通りがありますよね!
凱旋門の行き方
基本的には電車で行くことになります。
シャルル・ド・ゴール・エトワール駅(Charles de Gaulle – Étoile)で降りて地下道で歩けば直結で繋がっています。
もしくはルーブル美術館を朝に見学してから、シャンゼリゼ通りでウィンドウショッピングを楽しみながら真っすぐ歩けば凱旋門に到着します(約4kmもありますが、、)
シャルル・ド・ゴール・エトワール駅で降りて地上に出るとこんな形で凱旋門が見れます。ただしここからは地上を歩いては凱旋門に行けません
凱旋門の周りには横断歩道がないんですよね。。
というわけで「近くで凱旋門を見たい」もしくは「屋上(展望台)に上りたい」という人は地下道から行く必要があります。
この写真の左下にオレンジの服を着た男性がいますよね。そのすぐ後ろ側に地下道に繋がる道があります。
地下道の案内板(茶色)には分かりやすく「Arc de Triomphe」と書かれています。これに従って進みましょう。
展望台チケット購入
こんな感じでチケット売り場には人が並んでいるので分かりやすいと思います。
ちなみに入場料金は
- 大人(26歳以上) 12€
- 18~25歳 9€
- 18歳未満 無料
となっています。年齢はパスポート提示で確認するので忘れないように注意してください。展望台チケットはこんな感じ。シンプルですね。
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凱旋門見学
凱旋門の真下
凱旋門の真下から見上げると複雑な模様の彫刻や戦争などで亡くなった兵士のためのプレートなどがあります。
ちなみにここまでは展望台のチケットがなくても誰でも来ることが出来るので、展望台に登らない場合でも是非来てみてください。
展望台へ
ここが展望台に続く入り口。
らせん階段スタートです。
こんな造りになっているんですね。
ちなみに上から見たときの様子はこちら。こうみるとかなり高いように感じますが、若い方なら一度も立ち止まることなく上まで登ることもできるくらいの階段数です。
バチカン市国のサンピエトロ大聖堂のクーポラに登った時のほうがよっぽど大変でした。。
そして、、屋上(展望台)に到着です!
大通りが放射状にのびています。ポイントによってはこの写真のようにエッフェル塔も写りますよ。
この片道4車線ある一際太い大通りが「シャンゼリゼ大通り」です。18時頃に行ったのですが、とにかくすごい交通量です。
写真だとどうしても2つの通りまでしか入らないのですが、実際に目で見ると凱旋門を中心に何本もの大通りが繋がっている様子はとても感動しますよ。
そしてもう一つ見て欲しいのが凱旋門周辺(真下の)交通状況。円になっているので明確に車道の線が引かれておらずもうめちゃくちゃ。笑
いつぶつかってもおかしくない状態なのですが、更にこの間を縫うように自転車だったりバイクだったりが通っていました。これ見てるだけでも楽しいです。
凱旋門の中にはお土産屋さんもあります。凱旋門にちなんだ商品が多かったです。
夜の凱旋門
日中に来るのもいいのですが、夜の凱旋門もまたライトアップされてとても綺麗ですよ。
シャンゼリゼ大通りの中央分離帯から撮った凱旋門。ここで記念写真撮る人いっぱいいました。
ちなみに事故ってもおかしくないくらい危ない場所なので自己責任でお願いします。笑
シャンゼリゼ大通りは歩道が広く安心して歩けます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。もし凱旋門に行ったのなら外から見るだけではなく屋上まで行くことを強くオススメします。
12本の大通りを眺めると自分が世界の中心にいるような気分を体験できます。
是非挑戦してみてください。
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