トランジット(乗継)8時間を利用して香港観光!モデルコースを紹介します

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皆さんは海外旅行に行くときに乗継便を利用したことありますか?

乗継便は時間もかかるし体力も使うし敬遠しがちですが「値段が安くなる」「乗継の都市で観光できる」などメリットもあります。

乗継のメリットについてはこちらから↓↓

海外旅行は「直行便」でなく「乗り継ぎ便」を使う4つのメリットを紹介



今回はヨーロッパ旅行の際に香港経由で行ったため、乗継便を待つ間に香港観光をしました。

…というか最初からトランジット(乗継)観光を目的として、「香港経由」かつ「乗継まで8時間」の便を選んだんですよね。これは個人手配旅行のメリットですね。笑

8時間あればヴィクトリアピークからビル群を鑑賞してショッピングして、エッグタルト食べて、世界一安いミシュラン(Tim Ho Wan)でランチも余裕でできてしまいました。その香港トランジット観光を紹介します。

※2018/09/09  06:20 香港空港着 ~ 15:10 香港空港発の計8時間50分の乗継時間で行った観光記です

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まずはエアポートエクスプレスで香港駅に向かう

香港空港ではトランジット観光をする人が多いのか、荷物を預けたままで出ることができます。便利ですよね。

ちなみにトランジットとは乗継時間が24時間以内の場合のことを指します。丸1日以上だとトランジットではなくストップオーバーといい、荷物を受け取る必要があるので注意です。

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入国時にもらう入国証みたいなもの。香港は入国スタンプじゃないんですね。なくさないようにしましょう。

香港空港から市街地に出る方法は空港バスやタクシーもありますが時間の限られるトランジット観光では圧倒的に「エアポートエクスプレス」がオススメです。

エアポートエクスプレスは香港空港(機場駅)を始発として主要観光地である尖沙咀(チムサーチョイ)中環(香港島)まで直結かつ最速で行くことができます。本数も10分間隔で来るため待ち時間も発生しません。

主要駅は下のマップの通りです↓↓

  • ①機場駅:空港
  • ②青衣駅:香港ディズニーランドに行くならここで乗り換え
  • ③九龍駅:ビクトリア・ハーバー(シンフォニー・オブ・ライツ)、九龍城な
  • ④香港駅:ピークトラム、ヴィクトリアピークなど ←今回の目的はここ



今回僕たちはヴィクトリアピークが最大の目的だったので香港駅まで向かいました。空港(機場駅)からわずか24分で着きます。近すぎる。笑

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ここが機場駅ですね。写真の左側に券売機があります…が切符を購入するのはストップです!

香港にはオクトパスカード(八達通)という前払い式のICカードがあります。

このカードを使うと電車やバスが少し安く利用できる他、市街地のお店のほぼどこでも利用できるので小銭がかさばるなどの不安もないです。

日本のSuicaやPASMOとおもっていればOKですね。

デポジット代金として50香港ドル(約700円)かかりますが、空港のカウンターで払い戻しが可能なので特に気にしなくていいでしょう。

ただし、購入から3ヵ月未満の場合手数料として9香港ドル(約120円)かかります。

なお、払い戻りをお願いするときの言葉は「refund please(リィファンドプリーズ)」で十分通じます。

ちなみに機場駅~香港駅まで往復した場合、オクトパスカードだと205香港ドル(約2,800円)、切符だと230香港ドル(約3,200円)で、その差25香港ドル(約400円)となります。

これだけで手数料の元は取れますね。オクトパスカードは上記画像の右端に見えるカウンターで買えるのでここで購入していきましょう。

お得情報①

※2019/7/17追記

改めて調べたところkkdayというサイトで購入することで、空港(機場駅)から香港駅まで30%OFF = 往復1,725円で行ける方法を発見しました!

さらに1,000円以上も安くなるので絶対こちらを利用する方がお得です。

※しかも空港駅(機場駅)には改札がないためそのまま乗車し、降りる駅でQRをかざすだけでOK。簡単ですね。

お得情報②

※2019/7/17追記

さらにこのkkdayで事前予約することでオクトパスカードも安く手に入れられます

751円で10香港ドルチャージ済みのオクトパスカード(デポジット50香港ドル相当)と交換でき、60香港ドル=831円なので80円お得!

受け取りカウンター:香港国際空港 第1ターミナル 到着ロビーA14カウンター(営業時間:09:00 – 23:30)

※電子バウチャーを見せて「プリーズ オクトパスカード」でOK。



なお、オクトパスカードは香港市内で利用用途が多いのでいずれにしても購入しておくことをオススメします。

※払い戻し手数料の9香港ドル(約120円)がもったいなければ現金とカード払いだけで乗り切るのもありです。

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これがオクトパスカード。カラフルな色合いですねぇ。

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エアポートエクスプレスの中はとても綺麗でした。空港に直結している背景からスーツケース置き場もありますね。


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香港駅到着。タクシーでピークトラム乗り場へ

香港駅に来た観光客の目的はヴィクトリアピークからの景色&ピークトラムに乗ることがほとんどでしょう。

もちろん僕らもこれが目的だったので香港駅についたら早速タクシーに乗り込みピークトラムに向かいます。

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赤色なので非常にわかりやすい。香港のタクシーって安いんですよね。初乗り(2キロ)22香港ドル(約320円)なので、ちょっと移動したいときに便利です。

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ピークトラムの乗り場です。香港駅からわずか5分で着きました。ピッタリ初乗り料金で行けました。

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料金看板もあります。ここでもオクトパスカードが利用できます(ただし割引なし)。往復52香港ドル(約750円)です。

ちなみに「ピークタワー」の屋上展望台「スカイテラス428」の入場券がセットになったチケットだと99香港ドル(約1,440円)します。

後ほど紹介しますが、スカイテラスに行かなくても十分いい景色が見れたので個人的には不要かと思いますよ。


ピークトラムで23度の急勾配を楽しむ

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これがピークトラム。トロッコのような乗り物でかわいらしい姿をしています。

通常ならば1~2時間待ちは当たり前らしいのですがまだ8時だったこともあり待ち時間0で乗れました。早朝到着トランジット観光のメリットの一つかもしれません。

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車内の様子です。床が扇形の形状をしているのがわかりますか? 

このトラムかなり急勾配な道を進むため(最大傾斜23度)、立っている人が踏ん張りが効くようになっているのですね。

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最大傾斜の時はここまでの傾きになります。これは立った状態では行きたくないですね。。

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せっかくなので先頭に行って写真を撮りました。車両も2両しかなく両脇には緑があってローカル線の雰囲気が出てますね。笑

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「山頂」駅に到着です(一応途中にも駅がありましたが乗る人降りる人ともに0人でした)。

ここに来た人の目的のほとんどはヴィクトリアピークからのビル群を眺めることでしょう。

ヴィクトリアピークはピークタワーから見るのが最適で、この山頂駅はピークトラム直結なので迷うことはありませんので、方向音痴の人も安心。笑

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ヴィクトリアピークから絶景を鑑賞

ヴィクトリアピークとは太平山と呼ばれる山のことです。

ここから眺める「香港島・九龍島のビル群」と「ヴィクトリアハーバー」は100万ドルの夜景と言われるほどの絶景です。まあ今回は朝に訪問したので、100万ドルの朝景ですね。

その景色を鑑賞するポイントは主に3か所

  1. ピークトラムの屋上展望台「スカイテラス」から眺める(47香港ドル(ピークトラムとセット)約700円)
  2. ピークトラム内にあるカフェ(PACIFIC COFFEE)から眺める(無料(もちろん飲食代はかかります))
  3. ピークトラムからでてすぐのところにある「太平山獅子亭」と呼ばれる展望台から眺める(無料)


僕らは朝で空いていたので有料のスカイテラスには行かず、「2.PACIFIC COFFEE」と「3.太平山獅子亭」から眺めることにしました

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エスカレーターで上がって着いたのがここ「PACIFIC COFFEE」。朝食も兼ねて一服することにしました。

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カフェ自体は普通のカフェなのですが、こんな感じで窓際からビル群を鑑賞できます。

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運よく窓際の席を確保できました。ここからの眺めは展望台に匹敵するほど十分綺麗です。展望台が混んでたらここから眺めるのもありですね。

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さて朝食も食べ終え、無料展望台の「太平山獅子亭」に行くことにしました。「PACIFIC COFFEE」の裏側に出入り口があります。ここから出ましょう。

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右側の道から向かいます。

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歩いて2~3分で入口に到着。カフェから見えるほど近いです。笑

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朝でしたがそれなりに人がいらっしゃいました。

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おお~と言いたくなるほどのビル群です。曇りなのがちょっと残念ですが。

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夜に来るとこのような景色が見れます。これぞ100万ドルの夜景ですね。やっぱり夜に来れるならば夜のほうがいいでしょう。

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さて、ここでの目的は果たしのでピークトラムに乗って地上に戻りましょう。

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戻ってきたのは9:30頃ですがこの時間になると並び始めてました。この1時間が待ち時間の境目ですね。


香港名物エッグタルトを食す

ヴィクトリアピークからの絶景鑑賞を終えて続いては香港名物のエッグタルトを食べることにしました。

このエッグタルト、もともとはポルトガルが発祥だそうで、そのポルトガルの植民地であったマカオから香港に伝わったそうです。
マカオと香港はお隣さん同士で非常に近いですからね。

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香港の坂が多いうえに道は細くて入り組んでいます。こんな時にgoogle mapはほんと頼りになりますね。

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せっかくならば有名店で食べようと思い調べて出てきたのがここ「タイチョンベーカリー(泰昌餅家)」。

創業1954年の老舗で、ライトブルーの色合いが目印です。ピークトラム乗り場から歩いて20分弱で着きますよ!

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1つ9香港ドル(130円)とリーズナブルな価格。卵のような黄色が映えます。味は程よい甘さ。クッキー記事がホロホロとこぼれるので食べるときには注意ですよ。

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世界一長いエスカレーターこと「ミッドレベルエスカレーター」を体験

タイチョンベーカリーからすぐのところに世界一長いエスカレーターがあるので行ってみました。

全長800m、所要時間10分。はっきり言ってただのエスカレーターなので飽きます。笑

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800mと言っても、ひとつながりではなく途中で10m程度の歩道があるので1回乗ったら10分乗りっぱなしということはないのでご安心を。

でも、ひとつながりでないのに世界一長いエスカレーターって言っていいんですかね?笑

この後、国際金融中心というショッピングモールでちょっとぶらぶらをしたのですが、写真を撮っておらず割愛。笑


ランチは添好運(Tim Ho Wan)で

さあそんなこんなしていたら、そろそろ空港に戻らなくてはいけない時間になりました。最後にランチをすることに。

場所は世界一安いミシュランこと添好運(Tim Ho Wan)に決めました。

ここはエアポートエクスプレスの香港駅に直結というトランジット観光のためにあるような立地で非常に助かりました。

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少し早めの11時に着いたのですが既に長蛇の列です。

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少しでも効率的よくオペレーションを回すためにこのピンクの紙にほしいものの数を書いておき、自分の案内時に手渡します。メニューはこちらの公式サイトから確認してくださいね。

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混んでいますが、相席でも案内されるので結構回転は速いです。

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ここの看板メニューがこの「ベイクドチャーシューバオ」。メロンパンのようなサクサクの記事の中には…

甘いチャーシュー入りの餡が入ってます。ランチというよりもお茶の時間に来て食べるのがオススメ。

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さすがにミシュランということもあり、どれを食べても美味しかったですよ。

気になるお値段ですが、、ミシュラン星付きの店にも拘わらず二人で200香港ドル(約2,900円)と破格の値段でした。


まとめ

いやー香港はコンパクトにまとまっているおかげで乗継時間を利用して十分に観光できました!実際の時間軸はこんな感じです↓↓

  • 6:20 空港着
  • 7:30 オクトパスカードを購入してエアポートエクスプレスに乗り込む
  • 8:00 香港駅に到着
  • 8:05 タクシーでピークトラム乗り場に到着
  • 8:20 ピークタワー到着 ヴィクトリアピークから絶景鑑賞
  • 9:30 地上のピーク乗り場に戻る
  • 10:00 タイチョンベーカリー(泰昌餅家)でエッグタルトを食べる
  • 10:15 ミッドレベルエスカレーターに乗る
  • 10:30 ショッピングモール(国際金融中心)をぶらぶら
  • 11:00 添好運(Tim Ho Wan)でランチ
  • 12:30 空港に戻って再度入国審査
  • 15:10 空港発 日本へ


荷物の預け入れなども必要なかったのであと1.5時間は香港観光できましたので、実質7時間強でできるトランジット観光記でした。

是非香港に立ち寄った際の参考にしてくださいね。

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