
ランカウイ島旅行3日目。この日は昼過ぎまでホテルのビーチでのんびりしつつ午後からカヤックツアーに参加しました。
今回参加したのは日本人が経営しているランカウイ倶楽部さんの「カヤック De ジャングル」というツアー。
実はランカウイ島は「世界ジオパーク」に認定されているほど地質学的に貴重な場所です。
そんな場所だからこそマングローブ林の中を進みながら、オオトカゲに出会ったりコウモリの潜む洞窟を探索したり、切り立った岩山を見たり、仰向けになって空を見上げたり、、
非日常の大自然を満喫することが出来ました。本当にすごく楽しかったです。アクティビティが大好きという方にはオススメのツアーです。
ただし洞窟の中に入ったり、濁った水の中を漕ぐという特性上、結構汚れます。シャワーもホテルに帰るまで浴びれません。汚れてもいいよという方は是非参加してください。
早速その様子を書き綴りたいと思います。
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カヤックツアーの全容
まずは集合場所に向かう
ホテルまでタクシーでお迎えがやってまいります。
このタクシーの運転手は日本語が話せませんが、非常に気さくな人で「どこから来たのー?」とか島の特徴とか色々話してくれました。殆ど何言ってるのか分からなかったけど。
そしてランカウイ島は信号が殆どないせいか、とばすとばす。100km/h近く出ていました。
片側一車線しかないのに反対車線に乗り出して、前の車を何回も追い抜いてましたしね。。
日本のタクシーの運ちゃんもとばすイメージがありますが、タクシーの運転手は世界共通でせっかちなのだろうか。
このカラフルな車でホテルのロビーまで迎えに来てくれました。
集合場所に行くと、すでに僕たち以外のツアー参加者は集まっていました。合計参加者は僕たち含め9名。3月という季節もあって卒業旅行に来ていた大学生が多かったです。
カヤックするのは島の北東部に位置している、キリム・カルスト・ジオフォレストパーク(Kilim Karst Geoforest Pafk)というところ。
まずはモーターボートで着替えをする小屋(?)に向かいます。安全を考えて常にライフジャケットを着ているので、万が一落ちても安心です。
そこでラッシュガードとスイムスーツに着替えを済ませ、いよいよカヤックのあるマングローブ林の中に向かいます。
マングローブ林の中へ
小屋まで向かったモータボートよりさらに小さい木のボートで、木に引っかからないように絶妙な方向調整をしながら狭い水路の中を進みます。運転手の方、お見事!
完全に異世界に入り込んだ気分です。もうこれだけで参加した価値「大」ですね。
いよいよカヤックに乗り込む
まずはちょっと開けた場所でカヤックの練習を行います。
進み方や曲がり方などなど感覚をつかみます。本当に狭い道を進むので、ここである程度練習しとくのが大事なようです。
とはいっても、流れがあるのであんまり漕がなくても勝手に進みます。これこれ。これに憧れていたんですよ。
解説を聞きながらツアー体験
さて30分ほど練習したのち、いよいよツアースタートです。
このツアーのいいところは何と言っても「日本語で細かい解説を聞けること」ですね。ガイドのタカさんはとっても気さくな方でした。
その内容の一部を紹介します。
根っこがはみ出た姿はまさにイメージしているようなマングローブですよね。
ちなみにガイドの方によると、マングローブという名前の植物はなく、東南アジアなどの温かい地域で満潮になると海水になるところに生えている植物をまとめてマングローブと言うそうです。
土に刺さっている小さな枝のようなもの分かりますか?
マングローブはいわゆる種はなく、根や葉を伸ばしてから地上に落ちて成長する「胎生種子」という繁殖方法をとるそうです。
この枝達もどんどん拡がっている様子ですね。近くに流れている枝(胎生種子)が結構あるので、自分の手で植えることもできます。
さらに進んでいくと~、、ガイドの方が何やら指を指しています。
野生のオオトカゲ発見!他にもヘビや青い蟹のような生き物も見かけたのですが、距離が遠かったり、急な方向転換が難しかったりと中々写真には収められませんでした。残念。
だいぶ開けた場所に出てきました。
ここで大自然をバックに写真をとってもらいました。イェイ!
何やら切り立った岩山が見えてきました。この先にはコウモリのいる洞窟があるようです!
コウモリの洞窟は狭く、ちょっとしたほふく前進も必要な状況。そして中は圧巻でした。数十匹はいるであろうコウモリ達。
コウモリは超音波を出して障害物をよけるらしいので狭い洞窟でも絶対にあたりません。
洞窟の前でパシャリ。
洞窟の中から写真を撮るとこんな感じ。
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夕日を眺めながらティータイム
コウモリ見学を終えると日が暮れる時間になっていました。
うーん、綺麗な眺めです。
ここで小休憩。カレーパフとミルクティーのようなものを頂きました。これはマレーシアで有名なBOH TEAに練乳を入れたもののようです。
小休憩を終えるといよいよカヤックツアーも終盤です。岩山に沿って漕ぐと、サルがいました。
この写真には一匹しかいませんが、群れで行動していました。本当に自然豊かなんですね。
海の中から青空を見上げる
最後にボートを待つ間に、最も開けた場所に出てきました。ここでガイドのタカさんから「泳ぎたい人は泳いでもいいよ」と一言。
いやいや何言ってんのこの人。と思っていたら何故かほかの男性陣は泳ぐ気が満々。「しょうがないこのビッグウェーブに乗るしかない!」ということで飛び込みました。
ちなみにライフジャケットを着ているので絶対に溺れません、勝手に浮きます。ご安心を。
それにしても気持ちいい。こんな解放感のある海は初めてです。見上げると綺麗な青空が拡がります。これはたまりませんね。
※ちなみに9名いたうち女性陣含む7名が入りました。結構皆さんアクティブ。
こんな感じ。漂流しているわけではございません。
最後はみんなで仲良く食事
カヤックツアーを終え、着替えをした小屋に戻ってきました。ここで着替えを済ませみんなでご飯です。
ちなみにシャワーなどという高尚なものはありません。男らしくバケツ一杯の水で体についた海水を落とします。もちろん女性も。
内容はナシゴレンやビーフンやチキンなど。マレーシア料理が盛りだくさんです。途中ホタルイカを釣ってそれも提供してくれました。
ここに来るとだいぶ参加者同士打ち解け、とても盛り上がりました。
デザートはモンキーバナナにマンゴー、パイナップル。あえて完熟させてないのかさっぱりとした味わいで食べやすかったです。
夜光虫を見てロマンチックに締めくくる
美味しいご飯を食べ終えると名残惜しみつつ、帰りのモーターボートに乗り込みます。あたりは真っ暗。最後にタカさんからプレゼントがあると一言。。
海を眺めると、ボートの水しぶきが何やら光っています。これはプランクトンが反応して光っているようです。
これは写真には写らないのですが今でも目に焼き付いています。本当にロマンチックでした。
以上でカヤックツアーは終了です。このあとタクシーでそれぞれのホテルまで送り届けてもらいました。
気になるお値段は
1人当たり350リンギット(約9,500円)と物価を考えるとはっきり言って高いです。
とはいえそれだけ払っても全然納得できるほど満足感の高いツアーですよ。
ツアーの特徴と注意点
非常に思い出深い体験となりました。
是非興味を持った皆さまも参加していただきたいと思います。最後にちょっとした特徴と注意点をいくつか。
- 参加者はみんな20代:偶然かもしれませんが今回の参加者は全員20代でした。前述したとおり卒業旅行に来た男子学生5人組と、同じく卒業旅行に来たカップルでした。同年代と言うこともあり、仲良く慣れました。
- 思ったより疲れなかった:これ彼女が言った言葉です。僕も同感で、実際にカヤックを漕ぐのは2~3時間あるのですが、海の流れがあるといったことや、疲れない漕ぎ方のレクチャーもあってか意外に疲れませんでした。とはいえ長時間座っているとお尻が痛くなったり、洞窟の中に入る際にはほふく前進したりと多少の負荷はかかります。
- スマホは防水ケースを用意:カヤックってパドルを漕ぐ際に結構濡れるんですよ。そのためスマホで写真を撮るには防水ケースが必須です。
- 潔癖症はNG:まあカヤックツアーに参加する人にはいないとは思いますが、シャワーがなかったり、ちょっと臭かったりと多少の不潔さはあるので綺麗好きの方はご注意を。
最後に
ガイドのタカさん、一緒に参加したM大学の男子5人組、関西カップルの2人本当に楽しいツアーをありがとうございました。
またどこかでお会いできるのを楽しみにしています。最後までお読みいただきありがとうございました。
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