
2017年の7月に憧れの地、イタリアに個人手配で旅行をしてきました(6泊9日)。
※観光した都市は、ヴェネツィア、フィレンツェ、チンクエテッレ、ローマの4都市
そこで感じた「こうしておけば良かった」という経験を、日本でできる<準備編(今回の記事)>と<現地編>に別けてまとめたいと思います。
まずは準備編から。これからイタリア旅行に行くよ!という人の参考になればと思います。現地の攻略術はこちらから↓
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持ち物編
まずは出発前に「これを購入しておこう」というものを紹介します。
ちなみに海外旅行全般に共通して言える、「パスポートのコピーや常備薬を持っていく」などと言ったことは書きません。
あくまでもイタリア旅行に特化した内容にしたいと思います。
①スリ対策用の「チェーン付き財布」(重要度★★★★★ 難易度★☆☆☆☆)
イタリアは世界中でもトップレベルの観光大国です。
そのため残念ながら、そんな観光客を狙ったスリ被害が絶えません(特にローマではプロのスリ師がいるほど有名)。
特に日本人は「クレジットカードよりも現金決済の人が多い」「普段(日本国内)の治安がいいため注意を払わない」といったことからターゲットにされやすいそうです。
怖いのがポケットに入れてる場合だけでなく、鞄の中に入っていても被害にあうということ。
そのため、普段使い慣れている財布を持っていくのはやめて、スリ対策用の財布を用意しましょう。
オススメなのが「チェーン付きの財布」。

ポケットに入れるのならベルトループにつけれますし、ポーチに入れる場合もつまみの輪っかに着けることが出来ます。
とにかく「スリ対策してますよ」アピールが大事でターゲットにならないようにしましょう。
②照り返し対策の「サングラス」(重要度★★★★★ 難易度★☆☆☆☆)
イタリア旅行にサングラスは必須です。「あったらいいよ」というレベルを超えてます。
イタリア旅行を終えて出勤すると「ものすっごい焼けたね、イタリアってそんなに焼けるの?」と同僚から言われてしまいました。
それだけ日差しが強い印象がないんでしょうね。
結論から言うと、超日差し強いです。超日焼けします。
元々の日差しが強いことに加え、石畳からの照り返しがとても強いんですよね。裸眼ではとても歩いていられません。
イタリア旅行に行った際に日本人かどうか見分ける方法の一つが、サングラスをかけていないことです。笑
日本ではあまり馴染みがないからでしょうが、イタリアではサングラスをかけていない人のほうが圧倒的に少数派です。
僕自身も日本ではかけたことが1回もありません。でもイタリアではかけてました。魔法のアイテムかと思うくらい観光が充実しました。
どの観光地でも基本的には1日中歩き続けるため、なおのこと日差し対策は必要です。是非恥ずかしがらずにサングラスかけてみて下さいね。
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③電源変換プラグと変圧器を用意しよう(重要度★★★★★ 難易度★☆☆☆☆)
これは基本的なポイントですが、日本の電源プラグはタイプA。イタリアの電源プラグはタイプC。
日本の電機機器を持って行ってもイタリアの電源に差し込めません。
そのため変換プラグが必要になります。持って行かないとスマホの充電ができないので注意が必要です。日本の家電量販店に売っているので必ず買っていきましょう。
また電圧の違いにも注意が必要で日本が100Vに対して、イタリアは220Vのため「変換プラグを差し込んだのに充電できない」といった事象が発生します。
日本の電子機器を使うには変圧器が必要になります。
しかし持っていくのが、スマホだけだったら変圧器がいらないことも多いです。
というのも最近のスマホは優秀で充電器自体が220Vの電圧でも対応しているからです。
正確には充電器や電子機器に必ず対応の電圧幅が書いてあるので、探してみてください。※ちなみに僕が持って行ったiPhone6Sとパソコンは変圧器がなくでも問題なく充電できました。
ワインオープナーを用意しよう(重要度★☆☆☆☆ 難易度★☆☆☆☆)
イタリアと言えば、ピザとパスタ。そしてワイン。とにかくワインが安いし美味しい。普段はビール派の僕もごくごく飲んでしまいました。
レストランではグラスに入ったものやボトルが開いた状態で来るので問題ないのですが、スーパーで買ってホテルで飲む場合は「開けられない!」なんてことがないようにしましょう。
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予約するもの編
続いて予約したほうがいいもの編です。
物に関しては最悪現地で買えば何とかなりますが、予約に関しては現地についてからできないものがほとんど。
旅行に行くことが決まったらできるだけ早く行程を決めて、予約をしていきましょう。
①ホテル※駅から徒歩5分圏内を選ぶ(重要度★★★★☆ 難易度★★☆☆☆)
ホテル予約に関しては、すでにツアーに組み込まれていれば関係のない話になってしまいますが、個人手配の旅行ではホテル探しは重要なポイント。
セブやハワイなどのリゾート地は、充実度や値段が重要になってくるのですが、イタリアに関しては圧倒的に立地が重要です。
というのも世界遺産がひしめくイタリアは昔ながらの街並みや景観を重要視しているため、道は日本のように整備されたアスファルトではなく石畳になっています。
そのため「ホテルは駅から徒歩5分で行けるところに予約すべし」です。
見る分には「おしゃれ」なんですが、見てみるとかなり「でこぼこ」としておりスーツケースを転がすのには相当不向きな道です。

これ今回訪問した4都市すべてに共通していたので、重要なポイントです。
ちょっと極端な例ですが、このように石畳の道が多くスーツを転がすのも一苦労でした。ヨーロッパ旅行でのホテルの選び方についてはこちらの記事でも紹介しています。
②三大美術館(重要度★★★★★ 難易度★★★★☆)
イタリアと言えばコロッセオなどの建造物に加え、多くの美術館があることでも有名です。
その中でも特に有名なのが、バチカン市国(ローマ)の「バチカン美術館」、フィレンツェの「アカデミア美術館」と「ウフィツィ美術館」です。
当然世界中から観光客が集まります。僕が実際に見学したのはバチカン美術館のみですが、予約していないと当日券の長ーい列に並ぶ必要があります。
おそらく30分以上並ぶのではないでしょうか。そこで重要なのが日本から予約をすること。
予約手数料がかかりますが(バチカン美術館の場合4ユーロ)、そう何度も来れる場所ではありません。

無駄に時間と体力を使わないためにも日本から予約していきましょう。
※バチカン美術館は公式サイトから予約可能です。ただし英語。バチカン美術館の入場券購入の列。予約していないとここに並ぶはめに。
英語が苦手な人はこちらの日本語ガイドツアーもオススメ!
③ベネチアのゴンドラツアー(重要度★★★☆☆ 難易度★★☆☆☆
水の都ベネチア。。いい響きですね。ヴェネツィアと言えば網の目に張り巡らされた運河とゴンドラですよね。
ゴンドラの乗る方法は大きく、「ゴンドラセレナーデというツアーに参加する」「現地で直接交渉する」の二つです。想像つくとは思いますが、ツアーのほうが人数が多い分安いです。
またツアーの場合カンツォーネ(歌)をゴンドラ上で歌ってくれます(ただし、聞こえにくいなどの欠点もあり)。
現地で直接交渉するのは値段が上がるだけでなく、商売気質の高いイタリア人に高額な金額をふっかけられることもあるため、難易度が高いです。
僕たちは財布的にも現地交渉の自身のなさ的にもツアーを選びましたが、こればっかりは財布との相談にはなるかと思います(ツアーだと約5,500円/人でした)。
もしツアーを希望する場合は日本で予約していく必要があるので、忘れないようにしましょう。

ゴンドラに参加すればこんな美しい光景が見れますよ。
番外編
最後に番外編。旅行の必須アイテム、スマホについてです。
プリペイドSIMを使うためにスマホのSIMロック解除をしておこう(重要度★★★★★ 難易度★★★★☆)
海外旅行では調べものしたり、地図の代わりになったりと何かとスマホが役立ちます。
高級リゾートでのホテル滞在ならば、ホテル内部のwifiを利用すればいいので問題ありませんが、イタリアのように一日中外を歩き回る場合は外でもスマホを使えるようにしておく必要があります。
その方法で「現地で購入したプリペイドSIMの利用」を圧倒的にオススメします。理由はシンプル。安いからです。
海外でスマホを利用する身近な方法として「wifiルーターのレンタル」か「携帯会社の海外旅行用プラン」が挙げられるかと思いますが、とにかく高いんですよね。
プリペイドSIMを使うにはSIMフリー端末が必要になってきますが、残念ながらdocomo、au、ソフトバンクのスマホを使っている人はSIMロックというものがかかっていて、海外で購入したプリペイドSIMをそのまま利用できません。
そのためにSIMロック解除が必要なんですね。
ちなみにSIMロック解除すると今話題の格安SIMを使えるようになります。その辺は以下の記事で説明しています。
まとめ
いかがでしたか。イタリアに行ける機会なんて一生に一度あるかないかだと思います。
その1回の旅行を最大限楽しむために、万全の準備をして臨みましょう。
おさらいすると、用意(購入)するものは
- スリ対策用の財布
- サングラス
- 電源変換プラグ
- ワインオープナー
予約系は
- ホテル予約は駅から近いところにすべし
- バチカン美術館、ウフィツィ美術館、アカデミア美術館
- ヴェネツィアのゴンドラツアー
番外編として
- スマホのSIMロック解除
です。是非楽しい旅行にしてください。
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