海外旅行は「直行便」でなく「乗り継ぎ便」を使う4つのメリットを紹介

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皆さん、今年の夏休みはもう取りましたか??
僕は9月にまとめて取ってヨーロッパ旅行(ロンドン・パリ・ブルージュ(ベルギー)・アムステルダム)をする予定です。※2018年の話です。

これで3年連続のヨーロッパ旅行になります。これをモチベーションに仕事を頑張っているところです。笑

さて、海外旅行に行くとき「乗り継ぎ便」って利用したことありますか??正直ほとんどの方が「直行便」を利用しているのではないでしょうか。

ここでいう「乗り継ぎ便」とは例えば、東京からロンドンに行くときに、東京→カタール、カタール→ロンドンなどのように第三国を経由する便のことを指します。

そもそも乗り継ぎ便なんて知らない(候補の対象外)方も多いでしょうし、知ってても時間と体力を使う乗り継ぎ便なんていいや、、と思っている方も多いはず。

いやいや、そんなことはありません。乗り継ぎ便には隠されたメリットが沢山あります。それを今回は紹介したいと思います。

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【メリット①】航空券代を安く抑えられる

はい、ド定番ですが最も重要なポイントですね。

とにかく海外旅行の最も費用が掛かるポイントは航空券ですからね。これを抑えることが出来るのは大きいですよね。

韓国や東南アジアなどの近中距離ですと、直行便でLCCが就航している都市も多くむしろ乗り継ぎをすることで高くなってしまうこともありますが、、

ヨーロッパ旅行だとその効果は絶大

この3年間、ことあるごとにヨーロッパの航空券を検索しておりましたが直行便が12万円~20万円ほどであるのに対し、乗り継ぎ便は5万円台からあることもしばしば。

概ね半額程度で行ける印象です。


実際に調べた結果はこちら↓↓↓

直近の日程で調べると値段が高すぎて参考にならないので、出来るだけ日程が離れていて、ギリギリバカンスシーズンである9/22(土)~9/29(土)に統一してスカイスキャナーで検索。

検証①「東京~ロンドン 」

直行便の場合

  • 値段:151,470円
  • 所要時間:往路12時間25分、復路11時間30分
  • 航空会社:ブリティッシュエアウェイズ(イギリス)

乗り継ぎ便(最安値)の場合

  • 値段:80,867円(直行便の53.3%の値段)
  • 所要時間:往路35時間25分、復路26時間45分
  • 航空会社:ジェットエアウェイズ(インド)

乗り継ぎ便(最適条件)の場合 (オススメ)

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  • 値段:103,445円(直行便の68.2%の値段
  • 所要時間:往路21時間50分、復路19時間15分(直行便に8~9時間追加
  • 航空会社:タイ国際航空(タイ)

検証②「東京~パリ 」

直行便の場合

  • 値段:193,574円
  • 所要時間:往路12時間35分、復路11時間45分
  • 航空会社:エールフランス(フランス)

乗り継ぎ便(最安値)の場合

  • 値段:78.870円(直行便の40.7%の値段)
  • 所要時間:往路30時間0分、復路17時間0分
  • 航空会社:中国国際航空(中国)

乗り継ぎ便(最適条件)の場合 (オススメ)

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  • 値段:90,520円(直行便の46.7%の値段
  • 所要時間:往路18時間25分、復路→合計17時間0分 (直行便に6~7時間追加
  • 航空会社:中国国際航空(中国)


うーん、やはり乗り継ぎは安い。。笑

ポイント
  • 「乗り継ぎ」&「最安値」で検索すると30時間以上かかってしまうので20時間前後で行ける乗り継ぎ便を探しましょう
  • 金額の基準は「5万円台:即買い、6~7万円台:十分安い、8~9万円台:現実的な購入金額」と覚えておきましょう

航空券の探し方は下記記事から ↓↓

格安航空券を手に入れるにはスカイスキャナー(Sky scanner)を利用しよう

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【メリット②】乗り継ぎした国を観光できる

これが目的であえて乗り継ぎ便を選択している猛者もいるほど。


どういうことかと言いますと、例えば東京~ソウル経由~ロンドンに行ったとします。

ロンドンまでの便を待っているうちにソウルを観光しちゃおう!というわけですね。

ちなみに、乗り継ぎ便を待つ時間が

  • 24時間以内の場合は「トランジット」
  • 24時間を超す場合は「ストップオーバー」

なんて言います。

ちなみにストップオーバーともなると、しっかりとした観光目的の乗り継ぎになりますので、通常の乗り継ぎ航空券では中々ありません。
※しかし、追加料金を払えば出来るチケットもあります。

なので個人的なオススメは「トランジット」観光。

もちろん乗り継ぎ時間が2時間程度ですと難しいですが、概ね5~6時間以上あればトランジット観光は可能です。

ヨーロッパを最終目的地にする場合、直行便よりも安くなるような乗り継ぎ便を用意しているのは大体下記の航空会社が多いように感じます。

★航空会社名(国名_乗り継ぎ都市_乗り継ぎ空港)で紹介

  • カタール航空(カタール_ドーハ_ハマド国際空港)
  • 中国国際航空(中国_北京_北京首都国際空港など)
  • アシアナ航空(韓国_ソウル_仁川国際空港)
  • キャセイパシフィック航空(香港_香港_香港国際空港)
  • エティハド航空(アラブ首長国連邦_アブダビ_アブダビ国際空港)
  • エミレーツ航空(アラブ首長国連邦_ドバイ_ドバイ国際空港)
  • アシアナ航空(韓国_ソウル_仁川国際空港)
  • タイ国際航空(タイ_バンコク_スワンナプーム国際空港)



この経由する空港のどれもが大都市(殆どが首都)にある、いわゆるハブ空港であるため世界中から大勢の人が訪れます。

そんな観光客向けのトランジットツアーを行っている空港もあるのです。例えばカタール航空のトランジットツアーでは

ザ・パール・カタール(高級ショップやレストラン)、カターラ・カルチュラル・ヴィレッジ(カタールの芸術と伝統を称える文化的ホットスポット)、スーク・ワキーフ(伝統的な宝石、香辛料、手工芸品)、イスラム美術館(素晴らしい建築作品と海に面した美しい公園)の4大ランドマークを訪れましょう。

出典元:ディスカバー・カタールのドーハ市内観光ツアー | Qatar Airways

と書かれている通り有名観光地を訪れるツアーが用意されています。

他にも仁川国際空港は何種類ものツアーを用意していたり、ドバイでは旅行会社がトランジット用のオプショナルツアーを用意していたりとすごい力の入れようです。

トランジットツアーだと言語がどうしても現地の言語(もしくは英語)になってしまうので嫌だ!という人もほぼ間違いなく、これらの空港は手続きさえ済ませればトランジット用に入国させてくれますよ!

僕はというと、、今年はキャセイパシフィック航空を利用して香港経由でヨーロッパに行くのでトランジットの時間を活用して香港観光をしようと思っています(体力が残っていれば、、)

ちゃんとしてきました!笑

トランジット(乗継)8時間を利用して香港観光!モデルコースを紹介します

【メリット③】乗り継ぎ便を利用するとマイルがより多く貯まる!?

皆さん、マイルは貯めていますか?

マイルはただのポイントではなく、使い方次第では何百万円もするファーストクラスのチケットに化ける航空会社特有の魔法のサービスなんです。

さて、このマイル。。飛行機に乗れば乗るほど貯まり、1回あたりの搭乗で計上されるマイルの式は「飛行距離 × 座席のグレード」となっております。

この座席のグレードというのが厄介で、ファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミークラスはもちろん、エコノミークラス内にもグレード差が存在しております。

乗り継ぎ便のほうが安いチケットを購入するわけなので、直行便に比べてやや座席グレードが下がってしまう傾向にあります。

なので必ずしも貯まりやすくなるわけではないのですが、仮に座席グレードが同じ場合、乗り継ぎ便のほうが遠回りをする分マイルは貯まりやすいです。

例えば、東京からロンドンまで行く場合(片道)

  • 直行便だと5,935マイル(9,552km)
  • ドーハ経由だと8,365マイル(東京-ドーハ間5123マイル(8,245km)ドーハ-ロンドン間3,242マイル(5,216km)マイル) 


積算率が100%とすると、その差なんと2,430マイルです。往復だと5,000マイル近い差になってきます。

陸マイラーのようなマイル錬金術を使わなければ、普通にANA(JAL)カードで50万分の決済の差になってきますからね。

安く済むうえに、マイルが多く貯まるなんて最高じゃないですか??

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【メリット④】搭乗時間を分散させて疲労を軽減できる!?

直行で現地まで行くと、長ーい時間同じ席に座っていて疲れてしまいますよね。そんな時に、乗り継ぎ便次第では1回当たりの搭乗時間を軽減できます

経由する空港によって差が出てしまいますが、例えば北京国際空港経由で、成田からロンドンのヒースロー空港に行くのを例にとってみたいと思います。

  • 直行便の場合:成田-ヒースロー空港間 12時間25分
  • 北京乗り継ぎの場合:成田-北京空港間 4時間5分 北京空港-ヒースロー空港間 11時間5分


うーん、まあちょっとの差ですけどね。。

今回の例ではあまり綺麗に分散させられませんでしたが、目的地によっては時間を綺麗に分割させられるかもしれません。


【おまけ】乗り継ぐことによる時間ロスは思っているよりも少ない!?

そもそも乗り継ぐのが嫌な方の中には、乗り継ぐことで相当時間がロスしてしまうと思っていませんか。

実はそんなにロスがないんです。メリット④「搭乗時間を分散させて疲労を軽減できる!?」での例では

  • ロンドンまでの直行便は12時間25分
  • 北京経由の場合は15時間10分 +乗り継ぎ時間

でした。乗り継ぎ時間は短いものだと2時間程度で乗り継ぎが可能です。

その場合、17時間で着きますね。その差4時間30分です。

これもスカイスキャナーでヨーロッパ行きのチケットを穴が開くほど見ている僕の経験からすると、

  • 直行便は11時間~13時間
  • 乗り継ぎ便でも15時間~18時間程度(トランジット時間含めて)


のものがごろごろあります。
※20時間を超すとさらに安価になります。

ヨーロッパ旅行に行くときには少なくとも1週間の休みはとりますよね?

数時間のロスで航空券代が半額近く安くなるならばお得じゃないでしょうか。


まとめ

いかがでしたでしょうか。直行便ではなく乗り継ぎ便を利用する4つのメリットとは

  • ①航空券代を安く抑えられる
  • ②乗り継ぎした国を観光できる
  • ③乗り継ぎ便を利用するとマイルがより多く貯まる!?
  • ④搭乗時間を分散させて疲労を軽減できる!?

でした。


まあ、③と④については賛否両論あるかと思いますが、少なくとも①と②は大きなメリットになると思います。

こうした乗り継ぎ便を自由に選ぶのは、ツアーだと中々できません。やはり個人手配の旅行になってきます。

是非皆さんも個人手配で、乗り継ぎ便を利用してみたらいかがでしょうか。最後までお読み頂きましてありがとうございました!

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