
今年(2018年)も会社の夏休みを利用してヨーロッパ(4か国5都市)に行ってきました!(9/1~9/9の7泊9日)
これで3年連続3回目のヨーロッパ旅行です。
今回はキャセイパシフィック航空(エコノミークラス)を利用したため、香港をトランジット(乗り継ぎ)観光までしちゃいました。※往路の東京-香港間のみキャセイドラゴン航空を利用
経由地の乗り継ぎ時間を待つだけでなく、観光まで楽しむことができるのが乗り継ぎ便のメリットですね。
※乗り継ぎ便のその他のメリットは下記から
世界300社以上もある航空会社の中から、わずか11社しかない5つ星航空会社に認定されているキャセイパシフィック航空。
当たり前かもしれませんが前評判通り素晴らしい航空会社でした。その搭乗記について書いていきたいと思います。
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キャセイパシフィック航空の基本情報
キャセイパシフィック航空は香港国際空港を拠点としている航空会社です。
今は「香港エクスプレス」「バニラエア」「ジェットスター」などのLCCが日本 – 香港間で就航しているため、香港を主目的とした旅行ではなかなか利用することはないかもしれませんね。
もちろんレガシーキャリアにこだわる人もいるかとは思いますが。。
また、世界三大アライアンスの一つである「ワンワールド」に加入しているため、キャセイパシフィック航空に乗ることで同じワンワールドに加盟しているJALマイルを貯めることができます。
他にも使い勝手の良いブリティッシュエアウェイズなどの航空会社に貯めることもできましたが、吟味した結果、僕はキャセイパシフィック航空のマイルである「アジアマイル」に加算しました。
※それについてはこちらの記事で紹介しております↓↓
ちなみに、ANAは「スターアライアンス」に加盟しているため、キャセイパシフィック航空に乗ってもANAマイルとして加算することは出来ません。覚えておきましょう。
世界6位の航空会社!エコノミークラス部門も6位と高評価
さて、冒頭でも書きましたが、イギリスの航空サービス格付け会社であるスカイトラックス社によって5つ星航空会社に認定されているお墨付きの優良航空会社です。
さらにスカイトラックス社による「World’s Best Airlines2018」で見事6位に「World’s Best Airlines2019」で見事4位に選出されております。
※コロナの影響で「World’s Best Airlines2020」は発表されないことが決定しております。
この賞は航空業界のオスカー賞とも呼ばれるほど有名で、これによって利用者数にも大きな影響を与えることから世界中から注目を集める賞です。
※ちなみに「World’s Best Airlines2019」ではANAが3位でJALが11位となっております。さすがANA!
さらにキャセイパシフィック航空はエコノミークラス部門である「World’s Best Economy Class Airlines 2019」でも7位の超高評価を受けております。エコノミークラス利用者としては嬉しい限りですね。
ちなみにこちらの部門ではANAが5位でJALが1位となっております。今度はさすがJAL!ですね。
キャセイドラゴン航空とは
キャセイドラゴン航空はキャセイパシフィック航空の子会社になります。
子会社とはいってもファーストクラス・ビジネスクラスは設定されてますし、モニターや機内食ももちろんあります。
またキャセイパシフィック航空のマイレージサービスであるアジアマイルを貯めれるので、基本的にはキャセイパシフィック航空と同じと思っていていいでしょう。
ただ、若干シートピッチが狭かったり、便によってはモニターがない場合がないなどの欠点もあるようです。
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搭乗記について
「基本情報なんてどうでもいいんじゃい」という方。
すみません、大変お待たせしました。いよいよ搭乗記に移っていきたいと思います。
①機内食の種類が豊富で美味しい。しかもデザートはあのアイス。
飛行機の楽しみの半分は機内食ですよね。
美味しかったのはもちろんなのですが、いろんなバリエーションがあって飽きなかったのが特徴かもしれません。
ちなみに機内食の回数は、
- 羽田 – 香港間(往路) → 1回 ※ここだけキャセイドラゴン航空
- 香港 – ロンドン間(往路) → 2回
- アムステルダム – 香港間(復路) → 2回
- 香港 – 成田間(復路) → 1回 ※JALとのコードシェア便
の計6回。カタール航空やマレーシア航空ででたようなサンドイッチやラップ系の軽食はありませんでした。
これら搭乗別に分けてこまかく紹介します。
羽田 – 香港間(往路) ※朝食 デザートなし
画像フォルダを見返してみるとなぜかメニュー表の写真がなかったので、おそらく配られなかったのだと思います。笑
早朝便(6:35発)だったこともあり、やや朝食向けの機内食です。

ビーフ麺(?)・パン・フルーツ・水といった構成。
このビーフ麺がよくある東南アジアのヌードル系で普通に美味しかったです。香港のローカルフードみたいですね。

こちらは彼女が選択した洋食。
ソーセージ・スクランブルエッグ・ポテト・ブロッコリー・トマト・パン・フルーツ・水といった構成ですね。

ちなみにどの機内食でもこのプラスチック製の食器が配られます。
※復路の香港 – 成田間では割りばしが配られました。おそらくJALとのコードシェア便だったからでしょう。
デザートはありませんでした。残念。
香港 – ロンドン間(往路) ※昼食 デザートはMOVENPICK(アイス)
今回はちゃんとメニュー表が配られました。一心不乱に読み込みます。ちなみに裏面は中国語で書かれていました。


機内食の前におつまみが配られます。ピーナッツにはビール… ではなくスプライトで。

乗ること2.5時間ほど、ようやく機内食が来ました。肉か魚か選べましたが2人とも肉料理を選択。
ブログ的には片方が魚料理を食べるべきでしたが、、肉が食べたかったのでしょうがないです。笑
ジャスミンライス・豚肉・菜心(choysum)・パン・カモ肉とポテトサラダ・パン・そしてチョコレート。飲み物は変わらずスプライトで。
このジャスミンライスが美味しいんです。東南アジア系の水分少な目のご飯が好きな人は、オススメです。

食べ終わったころに配られたのはMOVENPICKというスイスのアイス。
どうやら日本では売ってないようなのでちょっとお得な気分。しかもこれ超美味しいです。
ただ唯一の欠点なのがカッチカチで溶けるまで食べにくかったこと。笑
香港 – ロンドン間(往路) ※夕食 デザートはチーズムースケーキ

さて、続いては夕食というより夜食ですね。写真の撮った時間で計算したところ昼食から4.5時間ほど経過してから配られます。
チキン・ジャスミンライス・ミックスベジタブル・パン・フルーツ盛り合わせ・そしてデザート用にチーズムース。飲み物はCarlsberg(ビール)でぐいっと行きます。
このチーズムースが絶品です。

こちらは彼女が選択したザ・洋食です。
牛肉・マッシュポテト・グリーンピース・人参・パン・チーズムース。牛肉を一口貰いましたが、正直チキンより100倍美味しいです。
ジャスミンライスにつられてチキンを選んだのが間違いでした。笑
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アムステルダム – 香港間(復路) ※昼食 デザートはMOVENPICK(アイス)
もちろん帰りもメニュー表が配られました。

このくらいの簡単な英語なら誰でも読めそうですね。

またしても二人とも肉料理を選択。
チキンとマッシュルーム・ジャスミンライス・ミックスベジタブル・パン・生ハムサラダ・パン・そしてデザートにはMOVENPICK(アイス)でした。
願いが届いたのか(?)、帰りはアイスがメイン料理と同時に配られました。

飲み物はビールをお願いしたところ、サンミゲルビールが。明らかに余ったやつを渡された感じでした。笑
ちなみに味は、苦みが少なく飲みやすい印象でした。ご参考までに。
アムステルダム – 香港間(復路) ※朝食 デザートなし
2度目の機内食は到着地(香港)の現地時間に合わせた関係で夕食ではなく朝食が出てきました。

こちらは僕が選んだ朝食。
ソーセージ・スクランブルエッグ・マッシュルーム・ポテト・パン・フルーツ・ヨーグルトといった構成。
キャセイドラゴンの朝食と似ていますが、こちらはヨーグルトがついていたりフルーツの量が多かったりとやや豪華になっています。

こちらは彼女が選んだメニュー。
海老ときのこのおかゆ・パン・フルーツ・ヨーグルト。
おかゆは一口もらいましたがやや塩味が強めのおかゆでした。それにしてもおかゆにもパンが付いてくるとは、、流石に海外の航空会社です。
香港 – ロンドン・アムステルダム間 間食(カップヌードルとお菓子)
一度目の機内食から二度目の機内食までの時間が結構空くこともあり、間食を食べたくなるんですやね。
そう思っていたら周りから何やらいい匂いが。
なんとカップヌードルを食べていたのです。メニュー表の「Snack」と書いてある項目から注文でき、ここにカップヌードルが書かれています。
残念ながら僕らも頼んだところでちょうど品切れになってしまいました。
「ギャレーに来たらお菓子あるけどどう?」と言っていただいたので行くことに。

ここでお菓子を頂きました。最初に配られるピーナッツの他にポップコーンやアーモンドバーなどがありましたよ。
味は、、可もなく不可もなく極めて普通です。
香港-東京間(復路) ※昼食 デザートはハーゲンダッツ JALとのコードシェア便
いよいよ最後の機内食です。
最後はJALとのコードシェア便ということで他の機内食とはちょっとだけ異なります。

牛肉・人参・しらたき・ごはん(すき焼きですね)・蕎麦・パン・水。
このすき焼きが美味しかった。JALの機内食なのでしょうか。ただ蕎麦はふにゃふにゃしてて正直美味しくないです。

彼女が選んだのはこちら。ペンネのグラタン・蕎麦・パン・水。

デザートはついに出ましたハーゲンダッツ!MOVENPICKも美味しいですがやっぱりハーゲンダッツはアイスの王様ですね。
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②シートピッチが広い(香港-ロンドン、アムステルダム間)
去年のカタール航空もそうでしたが、やはり評判のいい航空会社の長距離路線エコノミークラスはシートにこだわっています。
シートピッチとは前の座席との間隔のことを言います。
これが32インチ(81.28cm)と多くの航空会社が採用している標準的な31インチ(78.74cm)よりも1インチ長いです。
さらに座席幅も広く、5時間以内の短~中距離のフライトならばあまり影響はないですが、10時間超のフライトではこの僅かな差が重要となってきます。
実際に身長183cmの僕でも前の座席の下に潜り込ませれば、足を伸ばすことができました。

身長183cmの僕が座ってもこんな感じです。荷物を入れるポケットがパンパンなのでやや狭そうに見えますが、見た目以上に広いです。
③映画のほかにTV番組も豊富(日本語対応は少ない)
機内の楽しみの残り半分は映画ですね。
とはいえ、海外の航空会社なのでヨーロッパ便はもちろん、日本便でも日本語対応は全体の5分の1程度でした。
それでもかなりの数の映画があるため十分楽しめる量でした。

最初の画面で日本語設定ができるので安心。

香港-ロンドン間はモニターの大きさが一番大きいうえに、日本語対応の映画に絞って検索ができます。

モニターの大きさ伝わりますかね。かなり大きいです。
ちなみに写真を撮っていないのですが、ドラマなどのTV番組もありコンテンツ量としてはかなり充実していました。
英語を話せればもっと多くの映画を楽しめるんですけどね。
④その他の設備など
モニター下の物入れスペースが便利

モニターの下にはちょっとしたものをいれるスペースがあります。ここにスマホを置いとくと取り出しやすいです。
ちなみにUSBポートもあるため充電もできます。ただし電力は弱め。1時間充電しても10%程度しか充電できませんでした。
wifiは有料

流石にwifiは有料のようです。
- 1時間で9.95アメリカドル(約1,110円)
- 6時間未満で12.95アメリカドル(約1,450円)
- 6時間以上(無制限)で19.95アメリカドル(約2,230円)
うーん、まあ暇な飛行機でスマホは使いたいですよね。
とはいえ、この値段だとビジネスマンでもない限りほとんどの人は我慢すると思います。
アメニティ用品
アメニティは毛布とクッションだけ。必要最低限です。

性能も可もなく不可もなく極めて普通。ただ、上空に行くと寒くなるので手放せないマストアイテムです。
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⑤エコノミークラスでも預け入れ荷物が30kgまで可能
これめちゃくちゃ重要です。
韓国や東南アジアなどの近隣諸国への旅行ならそこまで荷物が多くなりませんが、ヨーロッパ旅行ともなると最低でも1週間単位になるかと思います。
当然、着替えが多く必要ですし、復路ではお土産がかさみますよね。
実はビジネスクラスならともかくエコノミークラスでも重量制限が30kgとしている航空会社は多くはなく、日本を代表するANAやJALは23kgまでの重量制限となっています。
23kgってボーダーラインになる絶妙なラインなんです(特に女性の場合は服に加えてドライヤーや化粧品などありますしね)。
⑥日本語対応は思ってたよりできない
これは期待値が高かっただけに少し残念でした。
まあ海外系の航空会社なのでしょうがないのですが、事前に調べた情報では少なくとも日本-香港間では日本語対応できるCAさんが多いと認識していたんですけどね。
もちろん日本-香港間は日本語での機内アナウンスはありましたが、結局直接日本語で話した回数は1回もありませんでした。
去年乗ったカタール航空とかですと日本人クルーは一目でわかるのですが、キャセイパシフィック航空は香港の航空会社ですので日本人スタッフの見分けがつかなかったのも理由の一つです。
今回利用した飛行時間と所要値段
やっぱりヨーロッパへ行くときに乗り継ぎ便はそれなりにしんどいです。
ヨーロッパ以外で乗り継ぐ場合(香港やカタールなど)は行くだけでも概ね20時間は見といたほうがいいでしょう。
とはいえ今回は復路の乗り継ぎ便をあえてトランジットが長いものを選択したおかげで香港観光が出来ました。
体力がある方はオススメです。詳細は下記の通り。
【日程】(※時間は全て現地時間)
■往路:所要時間 19時間35分
QX5397便
2018/09/01 06:35 羽田空港発
2018/09/01 10:20 香港国際空港着
実飛行時間4時間45分(時差1時間) トランジット1時間55分
CX239便
2018/09/01 12:15 香港国際空港発
2018/09/01 18:10 ヒースロー空港(ロンドン)着
実飛行時間12時間55分(時差7時間)
■復路:所要時間 24時間20分
QX270便
2018/09/08 13:10 スキポール空港(オランダ)発
2018/09/09 06:20 香港国際空港着
実飛行時間11時間10分(時差6時間) トランジット8時間50分
CX500便
2018/09/09 15:10 香港国際空港発
2018/09/09 20:30 成田空港着
実飛行時間4時間20分(時差1時間)
まとめ
世界6位にランクインしている航空会社だけあってエコノミークラスにも関わらず満足できたフライトでした。
特に機内食のアイス(MOVENPICKとハーゲンダッツ)はほかの航空会社にはない強みだと思います。
そしてもう一つ大きな強みが、乗り継ぎ便を待つ間に香港観光ができること。
香港は空港から市内までが30分かからない距離で行けるため数時間あれば十分に観光することが出来ます。
搭乗記についてはここまで。最後までお読み頂きましてありがとうございました。
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