【アシアナ航空 ビジネスクラス搭乗記(羽田-金浦空港)】アングルフラットシートで横になりながら韓国へ

この夏、土日と月曜日の有休1日を使って韓国へ旅行してきました(2019年8/2~8/5の3泊4日)。※ホワイト国除外の影響で治安を気にしていましたが全く問題ありませんでした。詳しくは後述します。

韓国はたったの2時間で着く近場の国際線であることに加えて、ANAやアシアナ航空などのフルサービスキャリアは羽田-金浦間を就航しているので会社帰りの夕方にそのまま出発できるのが強みですよね。

今回はそんなアシアナ航空のビジネスクラスを利用したため、機内食やシートの様子を紹介します。

※ちなみに同じく羽田-金浦空港間でANAのビジネスクラスにも搭乗しました。その時の記事はこちら↓

【ANA ビジネスクラス搭乗記(金浦(ソウル)-羽田間)NH868便】クレードルシートで快適なフライト体験

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アシアナ航空基本情報

ソウルの金浦空港と仁川空港を拠点とした、韓国の航空会社です。※LCCではなく、ANAなどと同様のフルサービスキャリアです。

世界三大アライアンスの一つである「スターアライアンス」に加入しているため、アシアナ航空に乗ることで同じスターアライアンスに加盟しているANAマイルを貯めることができます

逆にANAのマイルで特典航空券を発券することも出来るため、今回僕はANAマイルを使って行きはアシアナ、帰りはANAのビジネスクラスに乗りました。


スカイトラックス社認定の5つ星航空会社

実はアシアナ航空はイギリスの航空サービス格付け会社であるスカイトラックス社によって5つ星航空会社(5スターエアライン)に認定されているお墨付きの優良航空会社です。

この5つ星航空会社は世界でもわずか10社しか認定されておらず(ANAやJALも 5つ星航空会社に認定されています)、これだけ見ても優良航空会社であることは間違いありません。

ただし、今年の「2019年ワールドTOP100エアライン」では28位とあんまりふるっていないのも事実です。。今後に期待ですね。


フルサービスキャリア?LCC?

今は日本-韓国間は下記の理由からフルサービスキャリアよりもLCCを利用している人が多いのが実態です。

LCCを選ぶ理由
  • ジンエアー、エアソウル、イースター航空、チェジュ航空など多くの航空会社があり便数が多い&安い
  • 2時間程度の短距離路線のため、多少サービスが悪くても(席が狭い、機内食が出ない)我慢できる



しかし、そんな中でもANAやアシアナ航空などのフルサービスキャリアを選ぶメリットは下記の通り

フルサービスキャリアを選ぶ理由
  • サービスが良い(席の広さ、機内食付き、預け入れ荷物が無料)
  • 東京-ソウル間を羽田空港-金浦空港で行ける(立地の悪い成田-仁川ではない



サービスの良さはフルサービスキャリアの元々のメリットですが、特に羽田-金浦空港で行けるのは大きなメリットですよね。

※LCCでは唯一「Peach航空」も羽田→金浦の往路のみで就航しておりますが、夜中の1:55 発 4:25 着という地獄のような時間なので日中帯の時間帯ではやはりフルサービスキャリアしかありません。

成田-仁川だと空港から市街地まで電車の乗る時間が長く、結局2時間で行ける国際線というメリットがなくなってしまいます。

会社帰りにそのまま向かいたければやはりフルサービスキャリアでしょう。

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ビジネスクラス搭乗記について

お待たせしました。ビジネスクラスにはいくつも特典がありますのでそれも踏まえた当日の様子について紹介します。


優先搭乗対象

まずは優先搭乗ですね。

ビジネスクラスの人に加えて、スターアライアンスの上級会員の人がエコノミークラスに先立って優先的に搭乗できます

「優先的に」搭乗出来るのは何とも言えない優越感が。。笑

とはいえ、今は非常にスターアライアンスの上級会員の人が多く体感では2~3割程度優先搭乗していたように思います。

搭乗口の様子

写真を撮った自分の位置が優先搭乗レーンで右側に並んでいるのがエコノミークラスの通常搭乗レーンです。

優先搭乗レーンが全員搭乗した後に、右側のレーンからも搭乗出来ます。

基本的にビジネスクラスは機体の前方に設置されているので、大きい機体であるほど写真のようにビジネスクラスとエコノミークラスの搭乗口が異なります。

ほとんどの人が右側から搭乗する中、初めて左側の道を進みます。


シートはアングルフラット(傾斜フラット)にして横になれる

ビジネスクラスの圧倒的メリットの一つが何と言っても「ゆったりとしたシート」「特別な機内食」でしょう。まずはシートから紹介します。

ちなみに今回利用した便名はOZ1035(毎日羽田→ソウルまで20:05~22:25で飛ぶ路線)、機体はA330-300と比較的古めの機材でしたが個人的には120%満足できるシートでした。

シート配列は2-2-2の配列アングルフラットシート型(傾斜フラットシート)でした。

残念ながらフルフラットにはなりませんが想像以上に傾斜でき、十分に横になって休めました。

通常の様子
最大傾斜(アングルフラット)にした様子

どうでしょう?写真でも伝わるくらいシートがフラットになって倒れていることが分かるでしょうか。

当然のことながらシート幅も広いのでもはやシングルベッドのような状態です。

こちらは最大傾斜にして座った時に撮った写真。奥行も十分すぎるほど広いので、身長183cmの僕もフラットにして横になっております。

シートの細かい情報は以下の通り。

シート基本情報
ビジネスクラス座席数 30席(全290席)
シートピッチ 58インチ
シート幅 21インチ
モニターサイズ 15.4インチ
フットレスト 有り
自動シートコントロール 有り
電源 有り(115V)
USB なし(一部機種あり)

出典元:アシアナ航空公式サイト

シートピッチとは前の座席との間隔のことを言います。これが長いほど足を延ばせるわけなのですが、58インチ(147cm)もありました。

エコノミークラスが31インチ(79cm)であることを考えるといかに余裕があるか分かるかと思います。

さらにこのシートのすごいところは部位ごとに調節出来る事でした↓↓

シートの手すりにあるシートの傾斜調節ボタン
  • 赤丸は部位ごとに個別に調節可能。
    • ①は頭
    • ②は腰上部
    • ③は腰下部
    • ④はフットレスト
  • 黄丸は表示された形状に一気にするときに便利(例.フラットにしたい場合は一番右のボタンを長押し)



これすごかったです。シートの傾斜を部位ごとに細かく調節ができ自由自在に自分の一番満足の行く状態にすることが出来ました。

※ANAは↑で言うところの黄丸しかなかったため、シートについてはアシアナに軍配ですね。

特に腰の調節を出来るのが非常に優秀で、マッサージチェアに乗っているみたいでしたね。笑

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機内食は洋食か韓国食(ビビンバ)か選べる

続いては機内食についてです。

短距離路線なのでコースメニューとまでは行きませんでしたが、十分豪華な食事を食べられました。

ビジネスクラス用のメニュー表
メニュー内容

日本出発路線なので日本語で書かれているのが大助かりでした。

洋食の牛フィレ肉が非常に気になったのですが、せっかくなので本場のビビンバを食べたいと思い、韓国食をチョイス。

飲み物のメニュー内容

お酒はシャンパン、白ワイン、赤ワインから選べるという事で、、白ワインを選択しました。

そして、、到着。まずプラスチックではなく陶器であることに感動。これがビジネスクラスなのか。

内容はビビンバ/スープ/キムチ/あげ豆腐のようなもの/フルーツ盛り合わせ
言うまでもなく、美味しいです。

ご飯を入れて混ぜて食べるようですね。本当にレストランで食べているようです。食器ももちろんプラスチックではなく金属製。

食後にはコーヒーを頂きました(写真は取り忘れました。笑)


巨大モニターには日本語対応映画も

ビジネスクラスってモニターも巨大なんですよね。そして席から遠いのでリモコンが付いています。

エコノミークラスでもリモコンが付いている航空会社に乗ったことがあるのですが、タッチでも操作できるので使ったことがありませんでした。

ビジネスクラスのような席からモニターまで離れている席のためにあるんですね。リモコンって。。

手すりをパカッとあけるとリモコンが 出てきます。途中まで気づかずに身を乗り出して、パネルをタッチ操作してました。

ダンボなどの日本語対応映画もありました。でも2時間ちょっとのフライト時間なので僕は映画は見ておりません。

ヘッドホンはPIATONという韓国の会社のようです。映画を見てないので音質は不明。

その他設備

その他にも、スリッパ、荷物掛け、USB充電ポート、おしぼり等のおもてなしをしていただきました。

搭乗してすぐ配られるおしぼり。ただし、ウェルカムドリンクはなし。

荷物掛け。ちょっとした荷物をかけるのに使えそうです。

充電用のUSBポート。実際に利用しましたが、充電スピードも速く全く不満はありませんでした。

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日本語対応は思っているほど出来ない

これは外資系の航空会社なのでしょうがない部分ではありますが、食事を聞かれる際も英語で対応されたりと思っている以上に日本語が話せませんでした。

日本出発路線であることと、韓国人CAさんは日本語がある程度話せるだろうと勝手に思っていたのでちょっと残念でしたね。ただし綺麗な人は多かったです。笑


今回の所要時間と費用

今回は陸マイラー活動で貯めたANAマイルを使って、行きはアシアナ航空、帰りはANAに乗りそれぞれのビジネスクラスを堪能しました。

【所要時間】(※時間は全て日本時間)
■往路:所要時間 2時間20分
OZ1035便
2019/08/02  20:05 羽田空港発
2019/08/02  22:25 金浦空港着

■復路:所要時間 2時間10分
NH868便
2019/08/05  20:05 金浦空港発
2019/08/05  22:15 羽田空港着

金曜の夜に向かい、月曜の夜に戻ってくることで実質丸3日間、現地観光を楽しみました。

【費用】
必要マイル数:30,000マイル(これに空港税やサーチャージ代などで往復7,670円)

エコノミークラスの場合、15,000マイルで交換出来るためやや勿体ない気もしますが、逆にエコノミークラスは同じように考える人が多く2~3か月前だと中々狙った時間帯の空きないんですよね。

逆にエコノミークラスだと直前期でも狙った時間が空いていることも多いため、羽田-金浦路線の特典航空券はビジネスクラスを利用するのがオススメです。※マイルに余裕があればですが。。

ちなみに現金だと下記で最安値を検索できます。アシアナ航空で約8万円~、ANAで約11.5万円~といったところでしょうか。


輸出規制に伴う現地の治安について

今回僕が韓国に行ったのは日本が韓国を「ホワイト国から除外する」ことをまさに閣議決定したニュースが流れたタイミングだったんですよね。

そういった背景から現地で何か物を投げられたり、スタッフの対応が悪くなったりする心配をしていたのですが、結論から言うと全く問題ありませんでした。

観光名所である「明洞/仁寺洞/景福宮/ソウル駅近郊など」行きましたが、現地で日本語で話していても全く怪訝な顔や対応をされることもなく、むしろ商売しようと積極的に日本語で話しかけてくるスタッフもいました。

ただし地下鉄などで「NO JAPAN」の貼り紙があったりと、今後影響が出る可能性もあるかもしれません。


まとめ

初めてのビジネスクラスということもあり感動と驚きの連続でした。最後にまとめます。

ポイント
  • アシアナ航空は5つ星の優良航空会社の一つ
  • アングルフラットシートで横になることが出来る
  • 機内食は洋食(ステーキ)か韓国食(ビビンバ)か選べる
  • モニターは巨大でリモコン付き
  • ANAマイルを貯める、使うことが出来る
  • 国際情勢は過度に気にする必要はない


といったところでしょうか。是非皆さんも参考にしてください。

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