
2019年3月2日(土)~3月4日(月)にかけてフィリピン航空を利用して2泊3日でセブ島へ弾丸旅行に行ってきました。
実はホテルの予約日を間違えたことによって急遽行くことになった旅行だったのですが、夜行便を上手く利用すれば朝に着けるためみっちり3日間楽しめました。
※本当は5月1日~4日にするところ3月1日~4日にしていました。汗
このフィリピン航空ですがあまり聞いたこともない航空会社だったので全く期待していなかったです。
しかし実際に利用してみて現地SIMのプレゼントや新聞の配布等ほかの航空会社にはない独自サービスを展開しておりサービス精神にあふれた素晴らしい航空会社でした。
しかもANAのマイルも貯められますしね!ではその搭乗機含め紹介していきます。
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フィリピン航空の基本情報(ANAとの共同運航便)
名前の通りフィリピンの航空会社でフラッグキャリアです。
フラッグキャリアとはその国を代表する航空会社のことで、日本だとJALもしくはANAでしょうか。
なので、フィリピン版のJAL(もしくはANA)とイメージしてもらえれば分かりやすいかもしれません。
なかなか日本人にはなじみの少ない航空会社かもしれませんが、サービスの向上に力を入れ、2018年2月にイギリスの航空サービスを格付けするスカイトラックス社から「4つ星」の認定を受けた優良航空会社です。
※5段階評価で上から2番目のカテゴリー群。最高は5つ星。日本の誇るANAとJALは5つ星と最高評価を受けてます。
日本との就航路線は「セブ」と「マニラ」の2路線です。マニラに行く人よりはセブ目的でフィリピン航空を利用する場合がほとんどではないでしょうか。
アライアンス(航空連合)は未加盟
フィリピン航空はアライアンスに加盟してません。
アライアンスとはその名前の通り複数の航空会社のグループのことで、同じアライアンス内であるとコードシェア便(共同運航便)の利用やマイルの相互付与などが可能になります。
これがあると例えば、シンガポール航空に乗ってANAマイルを貯めたり、アメリカン航空に乗ってJALのマイルを貯めることが出来るのでユーザーにとってはどこかに加盟してほしいところです。
とはいえANAと同じ「スターアライアンス」に加盟するかもしれないという噂もあり、早いと今年中に加盟の発表があるかもしれませんね。
ANAマイルを貯められる(独自提携)
アライアンスには加盟してませんがANAとは独自提携を結んでいるため、フィリピン航空に乗ってANAマイルを貯めることができます。これについてはまた後日記事にしますね。
書きました!よければお読みください↓↓
また、共同運航も実施しており実際に僕が利用した行きの羽田-成田間の便はANAとの共同運航でした。
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搭乗記について
お待たせしました。ではでは搭乗の様子を紹介します。
【機内食】フルーツは美味しいが他は微妙…
飛行機といえば機内食や映画が楽しみなコンテンツですよね。
で、感想としては南国ということもありフルーツは美味しかったのですが、、他は微妙でした。笑
機内食は往路復路共に1回ずつ。ちなみにマニラ-セブの国内線はお菓子が配られました。
- 羽田 – マニラ間(往路) → 1回 ※ANAとのコードシェア(共同運航)便
- セブ – 成田間(復路) → 1回
羽田 – マニラ間(往路)
夜中の2:10分発にも関わらず、ちゃんとした機内食がでて来ました。事前に調べて知っていたのでお腹ペコペコにして搭乗しました。
チキンとポークを選べたので、僕は「チキン」彼女は「ポーク」をチョイス。

お盆に乗せられておりちょっと高級感がありますよね。エコノミークラスにしては珍しいのではないでしょうか。

アルミの蓋をとってご対面。
ご飯・野菜とチキン・サラダ・煮物・フルーツ・デザートにチョコクレープといったラインナップ。
フルーツとチョコクレープは文句無しの美味しさ。ただメインディッシュは微妙。。
決して不味くはないですし完食したのですが、特に野菜が美味しくなかったです。あくまでも個人の感想ですが。。

ちなみにポークを選ぶとこんな感じ。お米の代わりにマッシュポテトになっていますね。
セブ – 成田間(復路)
こちらは帰りの機内食ですね。今度はチキンかフィッシュかの選択。僕は再びチキンで彼女がフィッシュを選択。

こちらが僕の食べたチキンですね。主食はお米ではなくパスタ。このパスタ、、味が全然しないのであまり美味しくなかったです。。
おかずはブロッコリーに人参、そしてコールスローサラダ。パンにはマーガリンがついたシンプルなものでしたが美味しい。

こっちは彼女の選択したフィッシュのほうですね。
食べてないので分からないのですが、彼女曰くパイナップルとグリーンアップルゼリーはぶっちぎりで美味しくて残りは普通とのこと。。
やはり南国なのでフルーツは美味しいようですね。
マニラ – セブ間(往路)
国内線では1時間という超短距離フライトでしたが、お菓子が出たので紹介します。

はい、チーズケーキです。これめっちゃ美味かったなぁ。
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【モニター映画】設備は羽田-マニラ間のみ対応
機内食に並んで楽しみな映画(座席についたモニター)について紹介します。
ちなみに行きの羽田-マニラ間には座席の背面にモニターがあり映画も楽しめたのですが、帰りのセブ-成田間にはモニターがないので映画は見れません。。残念。※【参考情報】羽田-マニラ間の便名:PR423、機材:A321

モニターのTOPはこんな感じ。南国らしく海が背景で爽やかな印象。

映画は思ってたよりも沢山ありました。
オデッセイとかキャプテンアメリカとか見てみたいものはいくつかあったのですが、午前2:10発のフライトは流石に眠くて何も見れず。

後ろから見るとこんな感じ。新しい機体だったのか画面も大きく、映画を見るには十分な環境でした。

ちなみに復路のセブ – 成田間の直行便はモニターがないためこんな寂しい感じに。笑

大学生と思われる方々を中心にほぼ満席でした。
【座席の様子とアメニティ】シートピッチはやや狭め
東京(羽田or成田)からマニラorセブって非常に近くて片道4.5時間~5時間程度で行くことができます。
そのせいか基本的に飛行機も小さめになりややシートピッチが狭かったですね。
シートピッチとは前の座席との間隔のことを言います。
フィリピン航空の場合、これが30インチ(76cm)とレガシーキャリアならば多くの航空会社が採用している標準的な31インチ(78.7cm)よりも1インチ短かかったためやや狭い印象を受けました(と言いつつ普通に寝れましたが笑)。
レガシーキャリアとはLCCの反対でANAやJALなどのフルサービスを行う航空会社のことです。
ちなみにLCCの場合、28インチ(71.1cm)が基本になるためさらに狭いので、腐ってもレガシーキャリアというわけですね。

シートの様子はこんな感じ。
僕は183cmと長身ということもあり、32インチあったカタール航空やキャセイパシフィック航空だと足を前の座席の下に目いっぱい滑り込ませることができたので差は感じました。
…とは言いつつこの2社も10時間を超す長距離路線だったので5時間程度の短距離路線だと同等のシートピッチになるかと思います。

席にあったのはクッション・毛布・ヘッドフォン。定番の3つのアメニティですね。
【独自サービス】新聞配布&現地SIMカード引換券配布(羽田-マニラ間のみ対応)
これは他の会社にはないフィリピン航空の独自サービスで、素直に素晴らしいサービスだと感じました。なおこちらについても羽田-マニラ間のみ対応です。
新聞配布

席についたところで新聞配布サービスがありました。
読売・朝日・日経・スポニチから選べましたよ。もちろん無料配布。深夜便ですぐに機内の明かりは消され真っ暗になりましたが、読書灯があるので問題なく読めました。
現地SIMカード引換券配布

機内では入国カードと税関カードが配られました。これはどの航空会社でも渡されるのですがそれに追加でSIMカード引換券を渡されました(写真左下)
どうやらGlobeという通信キャリアのものらしいですね。

裏面にフライトナンバーを書きましょう。このSIMの内容は以下の通り↓↓
- 1日に300MBまで利用可能
- GlobeもしくはTM同士の電話は無制限で可能
- フィリピン航空のマイレージサービスのマブハイマイルを500マイルもらえる
- 1時間のGoWifiアクセス権
無料でもらえるSIMカードの内容としてはかなりの好待遇です。フィリピン航空やるなぁと素直に感じました。

マニラについて国際線ターミナルを出たところにGlobeカウンター(写真左のカウンター)で航空券と一緒に見せて交換しましょう。
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【荷物関連】エコノミークラスでも預け入れ荷物が23kg×2個まで可能
今度は荷物についてですね。
LCCは機内持ち込み手荷物の制限も非常に厳しいうえに預け入れ荷物は有料ですからね。
やはりレガシーキャリアのメリットの一つはこの荷物関連のサービスが無料でついてくることでしょう。
預け入れ手荷物
フィリピン航空はANAやJALの基準と同じく23kgまで預け入れが可能です。
しかも2個まで可能なため実質46kgまでの預け入れが可能です。これだけあれば十分すぎる重量でしょう。またスーツケースの大きさの制限も特にありません。
とはいってもフィリピンは熱帯で年中半袖で問題ない国なので、着替えによって重くなりにくいですけどね。
ちなみに23kgを超過した場合は日本発で追加10,000円、マニラ発で追加100USドルと超高額なので絶対に超えないように注意しましょう。
なお、国際線&国内線の場合(マニラ乗継でセブに行く場合など)は国内線も国際線のルールが適用されるようです。ご参考までに。
機内持ち込み手荷物
預け入れ手荷物が手厚い分、機内持ち込みについては結構細かく決まっており、以下の通りになっております。
3辺の合計(縦・横・高さ)が115センチ(45インチ)未満かつ、7キロ(15ポンド)未満。引用元:フィリピン航空公式サイト
普通のカバンやバッグであれば特に何も言われないでしょうが、スーツケースを持ち込む場合は注意が必要でしょう。
預け入れ手荷物サービスが付帯するので素直にそちらを利用しましょうね。
【webチェックイン】預け入れ荷物の順番待ち回避&ANAマイルを貯める
空港に行った時に荷物預けますよね?
みんな同じ時間に来るので、30分くらい並ぶケースがほとんどだと思います。僕らはそれが嫌なので必ず家でwebチェックインをしていきます。
webチェックインをするとwebチェックイン専用レーンがあるのでほとんど並ばずに手荷物の預け入れと航空券の発券が可能です。
他にも「マイルを貯めたい航空会社を指定することが出来る」や「座席変更ができる」などデメリットはなくメリットのみなので是非やっておきましょう。
※LCCなどはwebチェックイン対応していないケースがありますが、レガシーキャリアであればほぼ100%webチェックイン対応しています。
なおwebチェックインができるのは出発予定時刻の24時間前から1時間前まで。これはどの航空会社も大体一緒です。
今回はフィリピン航空でのwebチェックインのやり方およびフライトマイルをANAに指定する方法を紹介します。
webチェックインのやり方
※注意!webチェックインと一緒にANAマイルを貯めたい場合はこちらの記事を見ながらやってください↓

①ネットで「フィリピン航空 webチェックイン」と検索し、↑の画面に行く
②「予約番号」と名字を打つ(複数人で予約している場合は1人がやればOK)
③画面を遷移すると予約番号に紐づく名前一覧が出るので名前の横の☑を入れる

④マイレージ情報を入れる画面でANAを選択。ANAのマイレージ番号を入力

⑤対象者にチェックがついているのか、マイレージ番号が紐づけられているのか確認して続行を押す

⑥webチェックイン完了

webチェックインをしているとこのようにエコノミークラスのレーンでなくwebチェックイン専用のレーンを通れます。
あの長ったらしい列を並ばなくていいのは大きなメリットです。
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今回利用した飛行時間と値段
行きは直行便だったこともあり、8時間半もかかりました。
とはいえヨーロッパ旅行の際にも基本は乗継便を使って20時間かけて行くのでそれに比べれば全然余裕でしたね。
深夜便を使えば乗継便があっても朝につくので観光に使える時間を長くできるのがメリットですね。
飛行時間
【日程】(※時間は全て現地時間)
■往路:所要時間 8時間30分(マニラ乗継)
PR423便
2019/03/02 02:10 羽田空港発
2019/03/02 06:10 マニラ(ニノイ・アキノ)空港着
実飛行時間4時間00分(日本との時差1時間) トランジット3時間15分
PR1861便
2019/03/02 08:25 マニラ(ニノイ・アキノ)空港発
2019/03/02 09:35 マクタン・セブ空港着
実飛行時間1時間15分(日本との時差1時間)
■復路:所要時間 24時間20分(直行便)
QX436便
2019/03/04 15:00 マクタン・セブ空港発
2019/03/04 20:30 成田空港発着
実飛行時間4時間30分
値段
ずばり57,680円/人。予約したのが1週間前だったのでセブに行くにしては高い値段になってしまいました。
ちなみにセブにはセブパシフィック航空というLCCも就航しているので通常はフィリピン航空よりもこちらのほうが安いです(約3万~4万円のチケットがざらにあります)。
安く行きたければこちらを選択しましょう。
ちなみに1週間前だとセブパシフィックでもフィリピン航空並みの値段がしたため、時間帯なども考慮してフィリピン航空を選択しました。
まとめ
最後にまとめます。
- 機内食はフルーツは美味しいけど、メインディッシュは個人的に微妙
- 羽田-マニラ間の便はモニターがあるので映画を楽しめる
- 羽田-マニラ間の便に乗ると「新聞」と「SIMカード引換券」を無料でもらえる
- シートピッチはやや狭めだけども5時間と短距離路線なので問題なし
- 預け入れ手荷物は23kg×2個まで。超過手荷物は10,000円も取られるので注意
- ANAのマイルも貯められる
こう並べてみるとかなりいい航空会社ですね。セブに行くときの選択肢の一つにして下さい。
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